2013年12月24日

こんな私も死を思う。

今回のメキシコ旅で楽しみにしていたことの一つに11月頭に開催されるDia de los Muertos,
いわゆる死者の日訪問がありました。

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彼の地に入国した10月末の段階で街は既に死と生が混じりあい異様な雰囲気。
それにしても興味深いのはメキシコ人のあっけらかんとした死生観。
死をタブー視する傾向が強い我々日本人目線で見ると、これはいわば不謹慎のカテゴリーに値するのではと心配になる陽気な付き合い方に目が丸くなります。

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街中で特に目を引くのがオフレンダと呼ばれる祭壇。マリーゴールドをベースに果実、切り絵、蝋燭、そしてラテン特有のとびっきりのユーモアで彩られるおもてなしのシンボル。

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こちらセニョール型パン。水筒(?)がエコでおしゃれですね。

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僕たちとあちら側のファーストコンタクトはメキシコシティから少し北西に向かった小さな町パツクアロでした。はにかむ冥土のぼくちゃんズ。

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一人街角で死者を見かける頃にはもう手遅れ。ジョージ・A・ロメロさながらの世界です。

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おこちゃまゾンビの巣窟と化していた移動遊園地。

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笑顔がかわいいカボチャちゃん。癒しの緑黄色野菜。

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たまにシャレにならんようなディアボロも。
しかしその正体は愛娘から片時も離れることのできないデレデレ父さんでした。

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地獄特急、

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そして地獄大車輪。

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エル・ヒガンテ。もはや死者でもなんでもない百鬼夜行の様相の古都オアハカ。
果実を漬けたメスカルを道行く人にごちそうになったり、名物の特大焼き餃子の様なものをほおばりながら散策散策。浮遊感のある夜は更けていくのです。

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いつしか舞台は街中から墓地へ。
幻想的な蝋燭に彩られる中、子供たちは走り回り、大人達はそういえばあいつどうしてるかなー的な感じでまったり語り合う。
最高潮を迎えるバンドの演奏に盛りだくさんのフードブース。
老若男女に加え、生死を問わず盛り上がれる奇妙なフェスのような平和な時間が流れるのです。

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長短の差はあれども、いずれは全ての生命に平等に訪れる安らぎ。
穢れとしてアンタッチャブルな存在として避け続けるよりも、いつも隣にあり、ふとしたきっかけで混じりあうこともある、身近な存在として付き合っていくことで限りあるかけがえの無い毎日のこと再認識できるのではないでしょうか。

死は怖いのでなく、なんとなく一人寂しそうだからイヤだなと思うことがあります。
とりあえず死んだ後も家族や仲間が軽いノリで訪ねてきてくれれば嬉しいなって思ったアミーゴ達のお盆でした。

投稿者 pointweather : 13:52

2013年11月14日

メキシコ、そしてキューバ

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報告が遅れてしまいましたが無事にメキシコ、キューバの旅から戻ってまいりました。
2000年以来、13年ぶりのメキシコ、そして初めてのキューバ。
距離的にも近く、似ているようでいて全く異なる二つの国。コントラストが楽しい旅となりました。
様々な印象深い街を巡る旅となりましたが、個人的には特にユカタンの地底湖セノーテ、キューバの首都ハバナ、そしてオアハカで迎えた死者の日が鮮烈でした。
ブログでも少しづつ紹介していけたらと思います。

お店ではメキシコで買い付けてきた雑貨も販売も開始しました。
色鮮やかでユーモラスな品々。よかったら見に来てやってください!
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投稿者 pointweather : 02:18

2013年09月28日

フィリ写

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なぜだかスマホでは見れないですがフィリピンの写真まとめました。
海と夜の街の鮮やかさが印象的でした。
よかったら見てやって下さい。

投稿者 pointweather : 18:40

2013年05月27日

バイツミー・ソフトリー

幼少期にびりびりとエクスタシーを覚えた場所、ルーツオブルーツ、国立科学博物館に久しぶりに遊びにいきました。
科博に関しては常設命な私ですが、今回は関野吉晴さんのグレートジャーニーの展示ということで浅草から歩いて詣でに。

人類がいかにして地球中に広がっていったのか、壮大なテーマの展示なのですが、個人的に特に印象的だったのは自らの手で丸太から造った船でインドネシアから石垣までの旅の展示。
私、今、海旅がキているのです。

時間が無く大好きだった常設をゆっくり見れなかった事だけが無念。
フーコーの振り子、そして恐竜骨。
クラシックでノスタルジックな展示に幼少期の記憶が再び輝きを取り戻しました。
36歳、再びエクスタシーです。

それにしてもt-rexの迫力たるや‥。
20th century boyの小型哺乳類などおやつにもならないのではないでしょうか。
万物の霊長などと思い上がる我々を見下ろす捕食者の視線。
今も変わらぬ、冷たい汗と謙虚な気持ちを大切にしたいと思います。

投稿者 pointweather : 12:20

2013年05月19日

モンキービジネス

先日訪れた長野の地獄谷野猿公苑。
温泉+猿。
世界各国からモンキーマニアが集う、言わば湯ートピア。
ひたすらサルばかり。10連発!!


投稿者 pointweather : 00:51

2013年03月06日

フラクタルに映る世界

北欧横断の旅もいよいよ最後の国ノルウェーへ。
オスロからさらに西、最果ての街ベルゲン。この先にはもう大地は無く目前はただひたすら大西洋。ワールズエンド。
しかし遥か海の彼方にはアイスランド、グリーンランド、そしてカナダ‥。
果て無き世界を感じれただけでもこの旅に出れてよかったなと思いました。

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このベルゲンから鉄道、バス、そして船を乗り継いでフィヨルドを堪能する周遊コースにいざ出発。
しかしこのノルウェーという国、うまく言えませんがとても静かなんです。
窓外一面に広がる森の静けさの延長線上に人の営みがあるかのようなしっとりした静寂。
憂い、とまではいかないもののトナカイの瞳のような深い深い奥行きのある空気が印象的でした。

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紅葉の海の孤島。

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庭屋根がうらやましい。家が無理ならせめて車の上とか、帽子とか。

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ところどころに配置されている木彫り君。どことなく地蔵尊。

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シンメトリーのフィヨルド。崖と崖の狭間を進む自分と自分。

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下の世界は流れに敏感。

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この村で生まれていたら、いったいどういった人生を歩んでいたのだろうか。
風はほとんど吹いていない。凪が来る。

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完全に止まった風の中でも鳥は飛ぶ。

投稿者 pointweather : 00:31

2013年01月29日

4カ国目、スウェーデン 図書館、墓地、動かない時計の針

バルト海を渡りこの旅4カ国目、スウェーデンへ。
ロシアからフィンランドへのような目に新しい変化は無く、なにか横浜から東京に出てきた、それに近い感覚が船から出た時の印象でした。
それでもお金はユーロからクローネに。話す言葉ももちろん違います。
街を歩くにつれ驚いたのがその都市としての規模。文字通り町から街へ。北の大都は自分のイメージを超えて白夜のように輝いていました。
もう一点、行った事ないですがパリ、あるいはニューヨークのように様々な肌の色の人が自然に解け合う雑踏。
これはヘルシンキ、モスクワ、あるいは東京とも違うコスモポリス。
なにやら刺激的な滞在の予感です。

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ストックホルム到着後、最初に足を運んだのは市立図書館。
アスプルンド設計の書のパノラマ。

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コロッセオよろしく、本を読むというより本が読み手を値踏みするような感覚。
人と書と。読むか読まれるか。僕らの図書館戦争!
という妄想に苛まれる事ももちろん無く、地元の読書家皆さんの憩いの場として静かな活気に満ちていました。

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天井作れば書数増量、収納上手なのにと思うのは野暮助。
大切なのは空間の質。
世界に胸を張れる読書空間が身近にある贅沢、本当にうらやましいです。
自分も読めない書を一冊取って幸せおすそわけ。

もう一点、こことは別の児童書コーナーに世界中の絵本が置いてあった事に興奮。
英語、スペイン、ヒンドィー、ペルシャ、ベトナム、中国、そして日本などなど。
子供は旅人以上に国境を越えて夢を見ます。

今までの旅で市民図書館に足を運ぶ事、あまりなかったのでここが特別なのかはわかりかねますが、自分が何かの拍子に引っ越すことがあるのならばストックホルムのような街に住みたいなとぼんやり思うのでありました。

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図書館近くのアンティーク雑貨屋さん。
いわゆる北欧雑貨のマニアではありませんが血圧上がらざるをえない素敵な食器が盛り盛り盛り!
マニアの方は鼻血対策をしていった方が懸命かもしれません。

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図書館の次は墓場へ。
こちらもアスプルンド設計、森の墓地。
道訪ねる時、最初は観光客がお墓に行きたいなんて‥と思われるのがいやで躊躇していたのですが、
すぐ、すぐ、ここから超すぐ!ようこそ我らが自慢のお墓ちゃんへ!中は広いから迷わないように。わっはっはっは。位のテンションで行き方を教えてくれた事がなんだか不思議な感覚でした。

しかしなるほど、気持ちのいい青空、なだらかな丘の上、逆行に照らされた巨大な十字架。
遠近感が狂い、ぼんやりと白昼夢のような風景の中を導かれるように前に進む。
そこに陰気な気は微塵も無く、あぁ、天国ってこんなんかも。
月並みですがそんなハレルヤ感がぼんやりした頭に満ちていくのであります。

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これはスウェーデンに限った事ではないのですが北欧の教会が本当にかっこいい。
バロック、ゴシックのこってりした空間ももちろん大好きなのですが、普段使いの美、引き算で考える余白の美が気持ちいいです。光を大切にする高緯度の国ならではの照明のこだわりもおしゃれっす。

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ここに埋葬されたいなーと思えるはじめての場所でした。

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グスタフスベリのファクトリーアウトレットもお邪魔してきました。
下からの視線にどきどきです。


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ヘルシンキ中心部、旧市街ガムラスタンの細い路地。
石畳とランタンと長い夜。時計の針は動かない。

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紅葉纏い住宅。

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大天使は路地裏で竜を刺す。

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夜行で入国、そして夜行で出国‥。常軌を逸したスケジュールでの滞在となったストックホルム。
それだけに朝から晩まで駆け巡ったのですが、やはりもっとゆっくり滞在したかったです!
預けた荷物を引き取り、24時間を待たずして最後の訪問国ノルウェーのオスロに向かいます。

最後に蛇足ですがもう一点、まだできて間もない写真美術館Fotografiskaが最高なんです!
今回の旅で訪れた美術館の中でマイベスト。写真好きの方は是非!

投稿者 pointweather : 02:55

2013年01月16日

呉越同舟 シリヤラインは西へ向かう

旅は西へ西へ続きます。
フィンランドからスウェーデン、バルトの海を珍しく豪華客船に乗って旅しちゃうことになりました。
とはいえ客室は文字通り最下層、カーデッキのさらに下。
窓がないので確かな事は言えないのですがそこはすでに海抜マイナスの世界ではと訝しむほどです。
だけれども、だけれどもですよ。階層こそ違えども最上階でパーティーを嗜むセレブリティとインザセイムボート。呉越同舟です。
お呼びでないのにドレスコードとか気になって一人そわそわ。

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その威容、改めて現実離れ。
静かなヘルシンキの港に佇む水鳥の王。
青と白がまどろむ海からいざ。ボンボヤージュ。

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凪。
鏡面のような海に汚れ無き紅葉。

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例えばそれは湖に近い印象。
島の小屋で暮らす生活などを夢想。
白夜、短い夏をストライプの水着で過ごす。サーモンとディルのオープンサンドとクランベリーのケーキを持ってカヤックを漕ぎ出すのもいいかもしれません。
厳冬期、長い長い夜を彩るノーザンライツの出現を焚き火を囲みコーヒーをすすりながら待つ時間。白い息、白い息。

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美しきアーキペラゴの中、母の指はストックホルムへ向けられた。

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スオメンリンナという要塞。
今知ったのですがなぜか弾薬庫が裏千家の茶室になっているとか。
まだまだ世の中は不思議で満ちています。

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瞳は少女、口元は赤ん坊。
緑色の潮風に育まれて。

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これより外海。
凪の世界から一転、丘の上では観測不能ほどの風の海へ。
境界線上の燈台守は今もいるのでしょうか。

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お船の中はざっとこんな感じざますの。
プロムナード?とでも言うのかしら?一瞬ここが海の上って忘れてしまう方もいらっしゃるみたいね。
ちなみにクラブ、プール、サウナ、カジノはもちろん設置。当然ざますね!

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嬉しい事にショーは無料で船内各所で開催しまくり。
このお兄さんは天井より垂れる紐をおもむろにつかんでぐいぐい上に。
マダムならずとも黄色い声援を送りたくなるマッチョでスリリングな一幕でした。

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ベトナム、ロシア、フィンランド、そしてスウェーデン。
もう間もなくストックホルムです。

投稿者 pointweather : 15:08

2013年01月07日

ヘルシンキ百景

フィンランド、ヘルシンキを限られた時間ではありましたが巡ってきました。
秋と冬の境目、海と森と。

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潮風の透明度が明らかに違う。
特に早朝、港での深呼吸。
かもめを見ながら深く呼吸をする、ただそれだけで頭の中のモヤモヤがぷわーっと青空高くに溶けていくのです。

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透き通る海の向こう側、シリヤラインは移動手段というカテゴリーから大きく逸脱した、遠近感の狂う、なんだか神々しい存在でした。

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マスト射影

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最初に海が黒く、次いでゆっくりと空が藍夕から夜に。
裸電球の光は弱く、淡く、温かい。

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愛とベリーのある日々を。

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一番印象に残ったツタビル。僕も包まれたい。

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ヘルシンキノコ。天国への片道切符。

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ヘルシンキの森は深い。

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驚く事にそのリスは目の前の少年の足を駆け上った。

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迷子にならぬよう御用心。

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旅してつい不動産屋の物件をチラ見してしまう街は多いけど、実際物件情報、写メまで撮った街は他にあまり記憶にありません。

投稿者 pointweather : 01:07

2012年12月26日

travel zine

旅行記をうっかり執筆してみたいわいと妄想した事はないでしょうか。
正直、僕はあります‥。

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旅という大きな経験のインプットがあった時、おそらく多くの人はいかに世界は素晴らしかったかを人に伝えたくてうずうずしはじめるのではないでしょうか。
ある人は写真を撮り、ある人は絵を画き、詩やブログを綴るってのもありです。

しかしいくらネットやsnsが便利で時代のニーズと直結していても、やはりそのアウトプットの一つの究極の形は執筆、出版ではないでしょうか。リアルでほかほかな生本です。
共通の友人を介して仲良くなった長綱さん夫婦はそんなトラベラーズドリームをzineと言う手法でズバっと新境地を切り開いちゃいました。

zineとはいわゆるリトルプレス、手作りの出版物。
文章、写真はもちろん編集、デザイン、製本、納品まで全て自身でこなす出版の新しいスタイル。
考えてみれば航空券、ビザ、宿、両替、などなど全てを自身でこなすバックパック旅のスタイルとどこか通じるものがある気がします。

そんな以前よりファンだったtravel zineをpointweatherの本棚にふわっと置かせてもらいました。

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紙面から漂うのはその土地の路上の空気。
ライカD-LUX3と4で撮った写真は砂塵と日常の記憶そのもの。
胸が締め付けられます!

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例えばマダガスカル。
記されている内容と言えば、当時開催していたワールドカップの日本戦を如何に見るか、あるいは身の毛もよだつほどに過酷な移動と到着時のこっちまでほっとするような解放感などなど。
キツネザルやバオバブではなく非日常の中の日常。
しかし確かに。帰国後ふと思い返すのはそういった少し奇妙な日常の欠片だったりします。


そんな一風変わったお二人に少し質問をぶつけてみました。
いきなりQ&Aです!

何年間の旅でしたか?
2007.5~2011.2です。途中でオーストラリアでのワーホリで出稼ぎ?も含みます。

何カ国の旅の旅でしたか?またマイベストは?
62,3か国。zineにしている国や地域は皆大好きな国ばかりです。どこも最高すぎてベストは選べません‥。
行ってない国だとロシアとかも気になっています。

これは美味!という世界の料理を教えて下さい。
ブラジル、ベレンのカニのコシーニャ
キューバの伊勢海老
チリのピミエントソース・ステーキ
ペルー、ワンチャコのカニ料理
インドのバナナラッシー
そしてジンバブエのマゾエ‥!

インパクトのある旅のエピソードを。
アボリジニーにホステルが襲撃される事件
メキシコでCM出演
エチオピアでのボッタくりバー
ナミビアの荒野で車スタック
メルボルン首絞め強盗
そしてケニアで旦那さん現地人と間違われる‥!

zineの魅力とは
内容、形状など全てを自分の好きな形で発表できること。
商業的な事よりも自分の納得を重視できる。

これからzineを作ってみたい方に一言。
まずはとにかく手を動かして作ってみることが大事なのです。


とのことでした。
気になるエピソード満載すぎです。
マゾエって何ですか??日本人はケニア人に間違えられる事ってあるのでしょうか。逆はなかなか無いと思うのですが‥。

とにかくお茶でも飲みながら手に取ってもらえたら幸いです。
そして読んでみてこれは面白いと感じられたら是非ご自宅に!
travelzineシリーズは青山のciboneさん、代官山の蔦屋書店さん、都立大学のMOUNT ZINEさん、鎌倉のbooksmobloさんで買うことができます。あるいはもう直接本人へ!
TRAVELING THE WORLD

投稿者 pointweather : 01:24

2012年12月17日

ペテルブルグ24時。 藍、灰、螺旋

特にテーマ無くペテルブルグの風景を。
藍色の夜と灰色の空、螺旋階段。

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バルト海の澄んだ夜。藍色の空。
ドム・クニーギ、書の館からこぼれる光。19時。

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夜光るカザン聖堂。
ミサの夜。木霊する聖歌。

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自らを灯す翼獅子。橋の守護者。

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運河の先を見据える兄弟。

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藍は黒に移ろい、朱は紅へ。21時。

夜が明け、曇り空。
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紅を絡め取る灰の線。08時。

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紅葉の中のイスラム。

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バルト海のうさぎ。11時。

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密度に欠ける街並み。エルミタージュは白昼夢。15時。

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螺旋上の密談。18時。

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開幕間近。オペラ座。
再び19時。


投稿者 pointweather : 00:53

2012年11月21日

ベルベットアンダーグラウンド

モスクワ地下鉄がやばかったです。
路線数実に12。我らが世界に誇る東京アンダーグラウンドの13にこそ及ばないもののビギナーを地下迷宮に封じ込めるには十分な数。利用客数も世界二位だそうです。
しかし恐るべきはその数ではなく醸し出す鬱蒼としたオーラ。
そう、地下鉄なのにオーラ醸しちゃってるんです。

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モスクワアンダーグラウンドはエスカレーターに始まりエスカレーターに終わるといっても過言ではありません。
上下ともに二車線、しかし大抵の稼動しているのは共に一車線、これに謎のボックスに入ったケルベロスのような見張りのおばちゃんが一人。これが基本構造になるようです。

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このエスカレーター、まずとんでもなく長い。
地底人のアジトにでも繋がっているのかという距離と時間。
そして音。BGMなどはもちろん無く、グオングオンというモーター音。
これが魂に響きます。はて、仕事を休んではるばるモスクワまでやってきたけどこれは本当に現実に起きていることなのだろうか、そもそもここは本当に地下鉄?工場?ベルトコンベア?私は納品待ちのロボ?
そんな危険な妄想に囚われる、トランス誘発型。心折れます。
無言で黒いコートを羽織、何か思いつめた顔をしている方多い印象でしたが、もし陽気な第二次ロシア革命が必要なら、このエスカレーター改革が何か大きな一歩になるのではと思うほどに強烈なソビエトの残り香でした。

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そんなビジョンクエストにも似た長い旅路を終え辿り着いた世界はまさかの地下宮殿。
おら死んじまったのか?

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黄金色の空に象徴的な赤い星、そしてシャンデリア。

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駅によってモチーフは全く異なるようです。こちらはなぜかフットボーラー型石像。

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こちらはアバンギャルド風。ハラショー!

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駅がアールヌーボーである必要はおそらく全くないとは思いますが、例えば綱島駅がこんなステンドグラスで彩られていたら‥妄想特急が通過します。

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層を成す地下都市、これから先このパラレルワールドのような空間は市民の足という手段を超えより広く、より細かく、そしてよりマニアックにさらなる膨張を続けるのでしょうか。

投稿者 pointweather : 01:25

2012年11月12日

ジーザスクライスト・スーパーノヴァ

なんだか教会ネタばかりで心配になることもあるかもしれませんが私は元気です。
先のblogで自己ベストと紹介させてもらったハリストス復活大聖堂、及び写真を撮ってもいいよとおっしゃって下さる正教会の内部をちらっとご紹介。

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まずはハリストス。
社会主義時代には閉鎖、スターリン時代には取り壊し寸前。
大戦中にはじゃがいも置き場として活躍したとの話がどうにも信じられないドリーミーな外装。
それでは中へどうぞ‥。

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ジ‥ジーザス?!

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ジーザスクライスト・スーパーノヴァ!!!
生きながらにしてパライソ。こりゃやばいですよ‥。

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こちらはスーズダリのクレムリン。
気が遠くなるような数の年月を見守り続けた聖母のイコン。
大公国、モンゴル、ソビエト、ロシア。
慈愛で人は変われるのか。変われたのか。
マリアは沈黙したままです。

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モザイクのセイント。

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ここが私のユートピアですか?
ジャパニーズブッディストの端くれとして少々悔しくもありますが、今宵はヘブン、トゥナイトです。

投稿者 pointweather : 03:56

2012年11月09日

汝、ドリルで天を突くべからず

タマネギはお好きでしょうか。私は好きです。
ドリル、アポロチョコ、茶巾絞り。要は水滴型シェイプ全肯定。

そしてロシア。
ここはそんな先端がキュっとなった天井建築のユートピア。
この地への巡礼は脂汗流しながらテトリスやっていた頃からの人生浪漫でした。
そんな私の自己満足的な屋根観察報告書です。

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モスクワ到着、朝一、真っ先に訪問したのはやはりモスクワの赤い心臓クレムリン。
世界一大きな国の政治がこの中で決まるのですが、同時にロシアでも随一のサンクチュアリ。
ロシア最大にして最古、そしておそらくは最も豪華絢爛なウスペンスキー教会ももちろん美屋根。
金色に発光の5ネギ坊主でした。

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自分が見た中で最多はテレムノイ宮殿付属教会。その数実に11!!
ハラショーと感嘆せざるをえません‥。

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ой!マイエンジェルズ!!

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聖なる街サンクトペテルブルグのランドマーク、ペトロパヴロフスク教会。天突いてます!
街中どこからでもその尖塔は目に付き、今日でもその威光は衰えず。
水滴型ではありませんがその大胆な伸びっぷりには畏敬の念を抱かずにはいられません。
ちなみにこの教会のあるペトロパヴロフスク要塞のある島の名前がなぜかうさぎ島。
ロシアを象徴するようなツンデレ感にまたうっとり。

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そしてハリストス復活大聖堂。通称、血の上の教会。
こちらマイベスト教会として心にガツンと響きました。
ドリルの中のドリル、玉ねぎの王。
そのソフトクリーミーな外見が有名ですが中が本当に強烈なんです。
ハレルヤとつぶやかざるを得ないヘヴンがそこには確かにありました。
後ほどこちらも紹介できたらなと思います。

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地方にも足を伸ばしてみました。
古き善きロシア、スラブの心の故郷スーズダリ。
モスクワやペテルブルクとは確かに違う時間の流れでした。
路上で楽しそうにおしゃべりしながらきのこやハチミツ酒を売るおばちゃんたち、教会を前にかっこつけて写真を撮るカップル、また都市部では全く姿を見なかったかわいらしい一軒家。
静かで穏やかな時間が流れていました。

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自分も知らなかったのですがクレムリンとは特定の場所の名前ではなく城砦の意とのこと。
町の中心という意味合いになるのでしょうか。
こちらはなんともかわいらしく、少々マジカルなスーズダリのクレムリン。
エリンギを思わせるぶっとさがまたいいじゃないですか。

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木造の渋さと八端十字架。

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物音一つしない空気と灰色の空。
止まってしまった時間のねじを巻くカラス。
シベリヤ地平線の延長上、最果て感色濃い大地ではまた信仰の持つ意味合いも色濃いのかもしれません。冬はもうすぐそこまで来ていました。

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近くて遠い隣国ロシア。お互い興味はあるのに話しかけられない思春期のクラスメイトみたいな間柄なのかとも思う今日この頃です。
そんなシャイな日本男児がツンツンした帽子をきっかけに声をかけれたらきっと長い冬もまたロマンチックになるのではと妄想する今日この頃です。

投稿者 pointweather : 03:30

2012年10月25日

ハノイロックス dayafter

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人々の活気が湿度を帯び、スモッグで満ちた空が黒く染まり光線が走る。
ハノイの日は沈んだのです。

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印象深かったのは街の晩御飯。
仲間と、恋人と、あるいは家族と。
皆が誰かしらと食事をしていました。おしゃべりが最大の調味料という噂は本当かもしれません。

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ライスワインをくださいと言うと酒屋の色っぽいお姉さんはウォッカと書かれた便を持ってきてくれた。
これはライスワインですか?イエース。ウォッカって書いていますけど。イエース。どっちですか?イエース!
どっちでもよくなって二瓶購入。まだ開封はされていません。
おまけになぜかビスケットをくれた事が印象的でした。

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二度見て尚三度目が見たくなる水上人形劇はなんと満席。
一番楽しみにしていたハノイのナイトライフを断たれ夜の街を漂う己が流れ着いたのは寺院で開催されていた伝統的な楽器を使ったライブ。
ウッドベースかといぶかしむほどのロングネック三線と箸のような棒状のパーカッション、それになんとも奇妙な間で入ってくる爺様の叩くドラム。
見たこともない楽器が奏でるなぜか懐かしい旋律の夜想曲でした。

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以前に訪れた市場はブランドが入った商業施設に姿を変え、風物詩のシクロではなく電動自動車の様な乗り物で旧市街を回る観光客。市場にあった商品が南京錠しかないお店の店長は二つのネットゲームを同時進行させていたりもしました。

それでも芯の部分はどこまでもベトナム。急激な経済成長をしつつも失われない熱と雑と艶。
特に夜は時間の流れが妙にゆるやかで優しいのです。

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また来るよ。その時もよろしく。

投稿者 pointweather : 03:15

2012年10月20日

ハノイロックス daybefore

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アオザイが眩しいベトナム航空で日本を発つ旅でした。

成田発、ハノイ経由、モスクワ行き。
LCC以上のコストパフォーマンスで欧州行きの旅を提供してくれるベトナム航空は往復ともにハノイ1日滞在が必要との事でした。
これを是とするか否とするか‥。
個人的には超是。むしろボーナスじゃないのコレと出発前からうきうきしたものです。

ベトナムはなんやかんやで3回目。毎回楽しい思い出ばかりの大好きな国です。
派閥があるとすれば当方ホーチミンよりハノイ派に所属。
ひさしぶりの古都ハノイ、滞在時間は往復で合わせて約1.5日。36時間。
食い倒れをコンセプトに掲げそぞろ歩いてきました。

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そういえばビザ必要でしたよね‥。
冷や汗かいたのはハノイ到着まであと1時間の時。
急成長を遂げていると噂のベトナム、出入国もフレキシブルになっていて下さいと神に祈りつつ着陸。
‥そして我が願いは成就‥
久しぶりに手にするやたら桁の多いベトナムドンを握り締めタクシーメンを振り切りボロバスでGO!
と鼻息荒くすると、乗客一杯になるまで発信せず1時間近く待ちぼうけ。。。このもっさり感‥是!

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アジア、特にベトナムは路上が面白いなと思うのです。
屋台で麺すすりながら道路を行きかう原付きの波を眺めるたおやかな時間。
点が線になり、やがて大河へ。
一見渡る事など不可能と思われるバイクの激流もローカルにとってはせせらぎ以下。
ポイントは左右車線の間まで渡り一度ストップ。
不可能と思われていた激流も片側のみなら可能性が見えてきます。

もう一点、歩行者は焦っても走らない止まらない。いなすのです。
ドライバーも粋です。流れるように、しかし速度は落とさず、美しく抜き去る様。どこか遠い西の国スペインのマタドールを思わせる美学。
こうした歩行者と運転者の甘酸っぱい信頼関係を熟知したうえで一歩踏み出したいストリート。
ベトナム大動脈はシステムよりも情で支えられているのかもしれません。

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だが時として静もまたベトナム。静かなコントラストに息を飲む。

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旅の最終日はかねてから興味のあった料理教室に行ってきました。
チャージョー、バインセオ、フォーボー。いつかお店でもお出し出たらと思うのです。

食材探しに近所のドンスアン市場に行くのですがベトナムという国を凝縮したエネルギーの渦。
商いと言う名のカオスが渦を巻いていました。

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商材は時として市場と言う海を離れ支流の如く旅に出ます。路地から路地へ。

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ドッグ&ジュエル。犬に真珠。

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路上ITとマイケル。

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ウォールナンバーズ。KH CAT!

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星揺らぐ寺院。ハノイの長い日もそろそろ終わり。

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日本とロシアの交差点。送電線の十字架が旅の始まりを祝福。

投稿者 pointweather : 02:14

2012年03月09日

ボルンツ

動物と同様に、あるいはそれ以上に想像を超えてきたボルネオ熱帯雨林のプランツ達。
ベーシックな栄養分に事欠かない土地柄だからなのか基本的にパワフルでやりたい放題です。
現状でも生きていけるけどさらなる可能性を模索しているかのような,力強く艶やかなその姿に自分はひたすらうっとりです。

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個人的にはオーロラや日食に匹敵する出会いたさを胸に抱き続けてきたラフレシア。
めったに咲かず、咲いたとしてもほんの数日で散るそのはかなさ。そしてそんなはかなさを微塵も感じさせないぼってりしたナイスバディ。
半開ではありましたが夢の花に出会えた感激にタクシーの運転手さんに日本語でサイタサイタとまくし立ててしましました。
ちなみに気になる香りはお肉臭という噂でしたが確認できず。
しかし庭に突然こんなの咲いてた日には腰抜けるわい。

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ラタン?もはやブービートラップとしか思えないデンジャラスなバンブー。
油断禁物危機一髪。森の中は危険が一杯です。

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ひときわ大きくそびえ立ち、多くの蔦を纏う森の長老。
畏敬の念を抱く大樹。

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葉は交差し熱光をやわらげる。

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あるいは豪雨を弾くのか。

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雲のような包容力を感じさせる羊歯。クモシダ。

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自分の知っている森と決定的に違うのは重なり合う緑の厚み。
絡み合い助け合い、時に殺し合いながらも回る生きることに貪欲なサイクル。
樹木一本見てもそこに多様な世界があるから面白いです。

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ラフレシア同様どうしてもナマで拝みたかったウツボカズラ。
完全な包容力とその残酷とも思える養分の摂取方法。
小さなアリがとんでもなく獰猛、あるいは巨大な毛むくじゃらなオランウータンの紳士的な振る舞い。
あらゆるギャップを内包し育むジャングルを訪れる事が出来てよかったなと旅を振り返り思うのでした。

投稿者 pointweather : 15:02 | コメント (7)

2012年02月13日

ひねもす京都のたり旅02

ひねもす京都旅、のったりと蛇足編。

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縁切り神社の札をさする手は妙になまめかしかったのです。

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京都旅のキーワードの一つが純喫茶。
憧れの青い喫茶、ソワレさんのゼリーなスィーツ。
ひんやりプルルンとした食感とビジュアルはノスタルジックといった括りでは到底括れない奥深き喫茶道へと我々を導いてくれるのです。

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砂紋、大海の荒波か。
侘・寂よりも抗い難い大きなうねりのような静かな圧力。

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morning glory

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夜に校舎を歩く背徳感。
昼の喧騒とのコントラストが廊下に危うい緊張感を生み出すのか。

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アパルトマンのような建物の地下にカフェ。
街に歴史がある事よりも街の歴史を大切に育み開花させるセンスが京都の魅力に深みのようなものを与えているのかなと思ったりもするのです。

投稿者 pointweather : 01:10 | コメント (3)

2012年01月31日

ひねもす京都のたり旅

もう何度目になるのでしょうか。
昨年の秋、和歌山での法事とリンクしてひさしぶりの京都を訪れました。
いいかげん気になる神社仏閣も訪れきった感がありましたがそこは奥深しき京都。
浅はかな私のコンプリート感など釈迦の掌の上。

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最初に訪れたのは六波羅蜜寺。
清盛&空也のダブルスにもう鳥肌総立ち!
特に空也上人の言霊を生で拝んだ日にはガツンと脳幹が揺さぶられました。
初っ端から一人踊念仏状態に陥りゆらゆら。

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そして千本釈迦堂、大徳寺と気になるお寺さんを訪れたのですがこれがまたアメイジング!
特に千本釈迦堂の六観音、大徳寺の独坐庭は完全に向こう側の代物。
ノーブッダ・ノーライフ。ノーガーデン・ノーライフ。

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そして今回は勉強の意味も込めてショップなどを中心に京の町を散策させていただきました。
テーマはざっくりと書。
素敵なお店が渦巻く中で一番ガツンと響いたのはやはり恵文社さん。
籠りたい。
2,3年なら本気でいけそうなツボすぎるチョイスになんかもう色々と緩みっぱなしでございました。

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古い学校をリノベーションした京都芸術センター。
懐かしいようでいて記憶にあまりない夜の学校。
夜窓から校庭を眺め、記憶にある昼と記憶にない夜をぼんやり思い出したりしていました。

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他にもカフェ、純喫茶、ちょっとした懐石などを巡って巡ってあっというまの京都旅でありました。
この町で育まれている文化を少しでも吸収して自分なりの解釈でお店にフィードバックできたらなと思う、そんな豊かな旅になりました。感謝。

投稿者 pointweather : 02:24 | コメント (4)

2012年01月18日

明けましておめでとうございます!

明けましておめでとうございます。
だいぶご挨拶遅れてしまいお恥ずかしいですが、本年もよろしくお願いいたします。

唐突ですが、自分は年始のお休みを利用してボルネオ島に遊びに行ってきました。
出発は年が明けてわずか数時間後。
年越しそばは機内食で初日の出は高度1万メートルで。
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さらにこのお正月フライトが若干出発が遅れコタキナバルからサンダカンへの乗り継ぎが空港ダッシュと相成りました。
年始早々いい汗かかせてもらっています。

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サンダカンからはアンクルタンとう格安のエコツアーにのっかって一路ジャングル。
ミニバスにことこと揺られ、ボートで川を上りやってきたキャンプサイトはまさに密林ど真ん中。
部屋にドア無し、風呂にシャワー無し(というかバケツと貯水漕があるだけ)。
最終的にはスコールにより通路は沈没。浸水ではなく沈没。
と少々ハードコアではありましたがお猿やサイチョウに囲まれたしっとりとした三が日でございました。

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とにかくここは猿の惑星かと訝しむほどに猿三昧。
ウッキウッキとやりたい放題です。
他にもカワセミ、サイチョウ、オオトカゲ、ジャコウネコなどなど。面白い所では光るキノコなども。

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こちらはMrテングザル。
人間っぽい猿というよりは猿っぽい人間という位のヒューマンっぽさ。
将棋とかうったら負かされそうな眼差しでした。

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滞在中に一番ガツンときたグヌンムル国立公園のディアケイブ。
写真では伝わりにくいですが高さ120m幅175m!デケェ!!

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夕方になると洞窟内のコウモリが餌を求めて一斉に発進。その数数百万!
その姿、本年の干支の竜の如しでした。

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最後にちょろっと寄らせてもらったのが国王が統治する天然ガスと石油の国ブルネイ。
正式名称ブルネイ・ダルサラーム。首都バンダルスリブガワンって響きだけで自分はもうメロメロです。
国土は三重県ほどの大きさらしいですが重厚なモスク、世界最大の水上住宅街などエキゾチックな魅力がギュッとつまった国でした。

そんな感じでざっくりとではありますがボルネオ旅まとめてみました。
また面白かった事や旅の写真などぼちぼちとブログなどで報告できたらなと思います!


投稿者 pointweather : 14:38 | コメント (7)

2011年12月26日

サバンナ目線

我々には今、野生が足りないのではないでしょうか。
欲望とシステムにまみれた己をサバンナ目線で見直したい。
そんな積もり積もった思いがある日いきなり爆発です。

目指す先は千葉の市原ぞうの国の別館、それがサユリワールド。
竹林ベースのひたすら自由な空間に草食動物が放し飼い。
入国の際手渡されるバナナと人参でコミュニケーションを取っていくという異例のズー。
ホモサピエンス代表としていささか緊張気味な挨拶参りの記録。

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二階から麒麟目線。
フェイストゥフェイス。アイズトゥアイズ。

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種族の壁はありますが大きく言うなら哺乳仲間、哺乳兄弟。
ブラザージラフにべろんべろんになめまわされる手厚い歓迎。こちらはニンジンで感謝の意を表明。

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麒麟には気品がございます。l

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そしてカピバラさん。
逃げるわけもなく、かといって突進してくるわけでもない。
カピバラはあくまでもカピバラとして仁王立ちでございました。

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カピバラ、バナナスキ。

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カピバラ尻、あるいは茶色いおむすび。

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キリン、カピバラ、それぞれの瞳に宿る、誇り、憂い。
彼らは人間の瞳に何を見るのだろうか。

投稿者 pointweather : 23:55 | コメント (4)

2011年10月27日

レー、マラケシュ、ヨークルスサゥルトゥン

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1999年の段階でラサは既に一国の首都でも信仰の拠り所でもなく、名実共に辺境、西蔵省の省都として存在していました。
ゴルムドという町からバスで実に2日。
毛布が凍り、お弁当が凍り、心も凍てつきようやくたどり着いた憧れの天空の都。

しかし街を満たすものは空虚なスーパーマーケット、グロテスクですらある道に植えられたプラスチックの椰子。その傍らの路上で眠るチベット人の子供たち。
なんだか意図的にアイデンティティを排除した風景が凄く印象的で、素晴らしい風景や出会いがあったもののどこか気分は晴れませんでした。

それから2年後に訪れたインド北部、ラダックの中心都市レー。
チベットと同じ文化圏の人々が暮らす街でありながら帰属する国は中国ではなくインド。
懲りずにまた二日間の極寒バスの旅でした。

疲れ切ってバスを降り、ふらふらと街中に向かうと、悠然と街の中心を歩く凛とした佇まいの老人に出会い、その姿がなんだかとてもかっこよくて凍っていた心と身体が奥の方からじんわりとした事を今でも覚えています。

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マグレブの古都マラケシュの熱夜。
旧市街の中心となるフナ広場で連夜開催される艶やかな宴。

ケバブを焼く煙の中、うごめく人の渦。
渦の中心には火を噴く大道芸人、占い師、呪い師、ペテン師。
一晩と欠かすことなく、滞在中はこの渦に飛び込み身を任せることにしました。

甘く爽やかなミントティーとスパイスのかかった羊肉を口に運びながら理解できない雑踏とアザーンの祈りの放送を聴く時、なんだか生きている興奮みたいなものが胸からこみあげてくるのです。

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世界には果てがある。
そんな思いに幾度となく駆られるアイスランド。
11月の道は既に雪で埋まりただひたすらに雪原。
白い地平線を走る車は既に無く、昇りきる事のない太陽が心細さを加速させるのです。

何も無い世界の、時の流れすら怪しい旅路の果てに氷河湖とその傍らに立つ桟橋のようなものを見ました。
何気ないものがなんだかとても尊く、愛おしく感じる瞬間。
白い夕暮れ時。







そんなこんなで昔の旅写真は今月で一時撤収です。
来月からはいよいよ井上若奈さんのblossom!楽しみです!

その後も店内では写真や絵の展示されたいという方随時募集中です。
ギャラリーほどがっつりというわけにはいかないですが、お茶やお食事と一緒に楽しめるような展示ができたらなぁと思っています。

またしばらくの間blogの更新にwithphotoさんのphotrailなどの機能を使わせてもらおうと思っています。
http://withphoto.co.jp/
GPS機能がついたカメラならスラスラーっと旅写真がマップに反映。
もちろん手動でも可能。
時系列も自動で並んで旅興奮、再びです。
懐かしい旅写記ただ今準備中なのでこうご期待!
もちろん誰でも無料で使用できるので旅写真好きの方はお試しあれです。

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最後にとびっきり嬉しいお知らせ。
10年前にベトナムで仲良くなりその後もちょいちょい遊んでもらってる旅仲間のヨシコちゃんから突如ソファーをプレゼントしてもらいました!
京都生まれのはんなりグリーン!座り心地もミヤビなので是非遊びにいらしてください!

投稿者 pointweather : 05:27 | コメント (0)

2011年09月14日

インダストリアル・カメブッダ

九州と聞いて真っ先に思い浮かぶ光景。
湯布院の華やかな温泉小道。竜馬も駆け抜けた長崎のエキゾチックな街並み。あるいは博多や熊本、ちゃんぽんに代表されるバラエティーに富んだ麺カルチャー。
それぞれがそれぞれの九州。
ただなぜでしょうか、自分のそれは軍艦島でした。

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長崎港は雨。それもゲリラ中のゲリラ。
なんとか出発こそしたものの屋上に陣取る私を雨が貫く貫く。
風こそ控えめだったものの潮の流れは素人目にも荒れてらっしゃいます。
一時は隣島の高島に避難までする大惨事を乗り越えて、、
そしてその夢にまで見た島は雷雨の中から滲みあがるように姿を現したのであります。

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端島無人。
そして我々も上陸することはできませんでした。うーん、残念。

途中、隣島の高島で聞いた炭鉱の繁栄と衰退、そして来る途中に散々味わった自然の猛威のほんの一端。
なにやら自分の中に芽生えたのは廃墟云々とはまた少し異なる気持ちでした。
とにかくこれは再訪しなければと心に誓うのでありました。

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旧跡名所には事欠かない街、長崎。
情緒ある教会や公園を差し置いて心にインパクトという楔をブチこんでくれたのが
福済寺の万国霊廟長崎観音さん。
山門からして非常にスペーシー。
ワームホールと直結しているかの如く。吸い込まれて境内に。

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出た!
カメブッダ出た!
慈悲の巨大観音とワンランク上の世界を見据える眼光を放つ怒りガメ!
愛と憎しみのコントラストか、いや、ひょっとしたら巨亀さんは悪しき何かから我々人類を守ってくれようとしての眼差しなのかもしれません。なんといっても亀は万年。ありがたいです。

寺院の地下には地球の自転を示すフーコーの振り子も完備。
勝海舟と坂本竜馬も一ヶ月ほど滞在したとのこぼれ話もちらほら。
外観こそ一風変わっていますが原爆被災者や戦没者のための慰霊と平和祈念のために建立された慈愛に満ちたお寺さんでした。

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そして福岡が世界に放つ造形美、志免鉱業所竪坑櫓。
旅の締めはここしかないとこっそり心に決めていたのです。
47.65メートルのフォルムもひたすら圧巻ですが地下には竪坑が地下430メートル垂直に!あぁ‥。
壊すことは一瞬。あえて残すことの意義と意味がまさに目前で仁王立ちなんです!

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デス博多系、改め国の重要文化財です。
あぁ‥、透けてるよ‥。

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端島もそうでしたが50年ほど前までは現役で稼働して日本の高度経済成長を支えてくれた雄姿に涙が出そうです。
石炭、石油、そして今は原子力‥。
発展とエネルギーの歴史、そしてこれから進むべき道について考えさせられる旅でもありました。

投稿者 pointweather : 13:17 | コメント (1)

2011年01月21日

シティ・オブ・レイ

住み心地について。
それがLAや上海、あるいは東京のようなメガシティだったら快適なのかと言われると悩ましい所です。
不便とは無縁。
確かにその街で買えない物は無いし情報は絶えず先端のものが渦を巻いている、生きていくうえでの選択肢は無限大のようにすら思えます。
ただ居心地がいいと思えるサイズの町は人それぞれ異なるのかもしれません。
一本の道と数件の商店しかない集落もそこでの出会いによってはかけがえの無い場所になることと思います。

あくまでも旅行者目線、それも直感でしかないのですがこの街はすごくステキな事になっておる‥!と思えた街レイキャビック。
アイスランドといえば手付かずの広大な原野が魅力の国だと自分も思います。
けど自然が圧倒的だからこそ、荒野に灯る光、そこで暮らす人々のつつましくも豊かな暮らしに羨望を覚えるのかもしれません。
地下鉄やバスを乗り継がずに自分の足で散策できるサイズ。
港から住宅地、繁華街と練り歩いてみました。

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アイスランドを訪れた11月。
12時頃まで朝、ぼんやりしたお昼が2,3時間続きゆっくりと長い夕暮れが続く斜光に満ちた1日。
心身ともに凍てつく空気ですが透明度は街中とは思えないほど澄んでいました。

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凍ることによって公園と化した湖。
へっぴり腰で恐る恐る歩みを進める自分を尻目にすーいすいと進んでいく子供達。

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恋人は白い鳥。ラブランチ中。

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おもちゃ箱のような町の軸となるハトルグリムスキルキャ教会。
そうなんですハトルグリムスキルキャ教会っていうんです。

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引っ越す予定なんて全く無いのだけれども、この町で暮らす自分を妄想、エア移住しつつの楽しい町歩きでした。

投稿者 pointweather : 14:05 | コメント (0)

2011年01月15日

書を読むように音を聴く

地図で見ると左上の端っこ、国の名前さえアイルランドと間違えられがちな小さな国アイスランド。
人口約31万人のこの国の名前を歌姫ビョーク、あるいはシガーロスの活躍ではじめて知った方も多いのではないでしょうか。
氷河と溶岩で形成された特異な国土がインスピレーションを与えるのか、あるいは隣国との物理的な距離の影響か、本当にユニークでやさしい音楽がこの国からで生まれているのです。

近頃めっきりライブに行く回数が減ってしまった自分。
訪アイス中に一度は生でこの国の音楽を!と思い日々フライヤーや現地情報誌に目を通すのですが一概に音楽といえど表現方法は無限大。
この当時、どういうわけか透明感のあるバンドを見たいという気持ちではちきれんばかりだった自分選り好みしすぎて時間ばかりが過ぎてしまいクラブに行くタイミングを逸してしまうミスを犯してしまいました。

そんなこんなでアイスランド滞在も最終日。
日も暮れたレイキャビックの町をぶらぶら歩いているとバスドラの低音がどこからともなくズンズン聞こえてくるじゃありませんか。すわライブ!と思い駆けつけるとそこはまさかの本屋さん。

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バンドの名前はretro stefson。正直聞いたことないし地元の学生さんのバンドかと思っていたらしっかりPVも作っている方々でした。失礼。
パーカッションにツインキーボードも入った7人編成のビッグバンド。
にぎやかで微笑ましい感じのロックバンドでした。

ちなみに次回の書店公演はまさかのamiinaというフライヤー!
木琴やオルゴール、ノコギリまで使うおとぎ話系女性バンド。
み、見たかったっす‥。

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小さな町の小さな書店のコンサートにいた小さなお客さん。
まぁまぁじゃね?みたいな感じのとんがった感じがキュートでした。

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こちらはお母さんと鑑賞中。ぽかーんとバンドを眺めるキッズにほっこりしました。

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こちらバンドのキーボードのお姉さん。
学生の時デスメタルバンドに所属していた自分。
こんなかわいこちゃんがメンバーにいたら、あるいは違った青春もあったのかもしれないと思うとなぜだか甘酸っぱい気持ちで満たされました。

ちなみに行こうかどうしようか最後まで悩んでいたちょっと気になるアイスランド語のバンドが一つあったのですが、後に聞いたら奇しくもこれがデスメタル。くわばらくわばら。

タイミングさえ合えば世界的なミュージシャンも町の小さなクラブで見れるというレイキャビック。
10月にはフェスもあったりするようです。
音楽好きの皆さんは是非!

投稿者 pointweather : 12:20 | コメント (0)

2010年12月14日

6ハーゲンフォトグラフ

一旅二国。座右の銘にしたい位このフレーズが好きです。
今回利用させてもらったスカンジナビア航空はデンマークの首都コペンハーゲンが基点。
ここにストップオーバー、いわゆる途中下車できるお得なオプションがつけれるとの事なので迷わず行使です。

でも正直言うとあまり知識が無かったデンマーク。
お得感に目がくらみ一も二も無く渡航を決めたものの、国土も狭いし、何があるんでしょうか位の気持ちで旅をはじめたのですが、未来と過去が現在を差し置いて混在する町並み。
そこに流れる透明感のある空気。
とても素敵な国でした。

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数少ない旅の前から知っていたコペンハーゲンの名所、チボリ公園。
ディズニーランドの原型ともされる夢と興奮の園。
行った事ないですが浅草のハナヤシキを北欧風にアレンジした、そういった庶民のための和み系スポットなのであります。

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シェイクスピア読んでいますか?自分は読んだ事ありません。
そんなシェイクスピアの悲劇ハムレットの舞台クロンボー城。
To be, or not to be!

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なんとなく駅。
空港、銀行、図書館。公の施設がいちいちカッコイイのです。

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コペンビューティー。女神系バーテンダー。

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夢で見た理想のライブラリーが実在していました。

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ルイジアナ美術館からの海。
北海とバルト海の境界線を彷徨う旅客船。
人魚姫は上海まで万博のお仕事で留守でした。

投稿者 pointweather : 11:42 | コメント (0)

2010年12月03日

アム・アイ・インド

夏の福建、広東のチャイナ旅に続き、またしてもインドィアンジャーニー。
ミッシング中の兄弟を探すクエストは新章に。
自分も及ばずながら同行、その冒険の軌跡を記録させてもらいました。

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ほとんど樹木を見ることのなかったアイスランドの国土。
溶岩質の大地に根付いていたのは深い緑のコケカーペット。
ふかふかと、しかし勇ましくマーチ。

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雪中行進。
動画で凍った坂を滑走するインド君を撮影していたら地元の方に思いがけず好評。
嬉しいです。しかしインドは旅人、留まる事はできぬのです。
彼の道は荒野、あるいは氷河の上にあるのです。

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joga or yoga。
アイスとマサラの緊迫した一進一退。
そして氷上ヨガにてチャクラ全開。サードアイが開いたのかうっかり氷河粉砕。

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こちらは一転デンマークの古城。
中世の貴族のエレガントな住まいはマハラジャと呼ばれた遠い日を思い起こさせるのでしょうか。

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兄弟の行方は北欧ではなかったようです。
しかしはじめての北国訪問は非常に満足だったようです。
最後はホットワインで乾杯。

投稿者 pointweather : 11:33 | コメント (7)

2010年11月29日

ノーザンライト・ダイアリー

あまりオーロラに執着するのはよろしくない。そう自分自身に言い聞かせての旅でした。
昨年のサハラ砂漠ではまさかの雨。登山に行けば濃霧を呼ぶと忌み恐れられたものです。
運がよければあるいは‥、しかし失望せぬよう控えめに留めなければならない。
とは言いつつも胸の奥ではこっそり期待でバクンバクンいうておるのです。
無駄になるかもしれないけれど、バックパックにはドデカイ三脚をこっそり忍ばせて。
つまるところ毎晩が臨戦態勢。
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ヴィークという村で深夜グースカ寝てるとなにやらざわざわと気配が。
デタ!との声に文字通り飛び起き外に。
薄めではありますが確かに光のレースのようなものがゆらゆらと!
その淡い光がチカチカっと瞬くとゆらぐのです。動き、あるいは場所を変え自由自在に。

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興奮してパニックに陥ったのか、あるいは寝ぼけておったのか。
靴下はいてないしカメラの設定めちゃくちゃだし、序盤はあろうことかレンズ蓋つけたままだったりですが、いいんです。もう全然いいんです。
気付いたらだいぶ長い時間外にいたようです。
雪山から吹き降ろす吹雪系の突風に身体は冷凍されましたが、心の奥の方は興奮がぐつぐつこみ上げておりました。

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そして翌日レイキャビック。
いえ、それが、見えたんですよ奥さん!などと宿でちょっぴり天狗になって昨夜の報告すると、今日も出るらしいよ、しかもここでとのあっさりとした告知。
予告オーロラにいてもたってもいられなくなり郊外の港へ。
そしたらゆらめいた!ゆらめいたったんです!

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規模は昨夜以上、カーテン型。
あんぐり口をあけてひたすら夜と光を見続けるました。
しかし海からダイレクトに吹きつける風ときたら!体感温度は絶対零度。
名残惜しいですが身体はすでに凍傷ハーフ。さよならの時間です。

太陽が生み出す光の幕が太陽のぬくもりから対極の状況下に発生する現象オーロラ。
長く冷たい夜だから照らす淡い光が必要なのかもしれません。
程度は差があるかもしれませんが日本の冬もなかなかのもの。
たまにでいいので綱島、鶴見川辺りでコーヒーでも飲みながら観測できたら最高なのにと思うのです。


投稿者 pointweather : 00:00 | コメント (7)

2010年11月19日

アイスハーゲンからの帰路

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本日コペンハーゲンより帰国いたしました。
アイスランドでは氷河、オーロラといった大自然。
デンマークではデザインされぬいた家具や建築、中世の香り残る城などを巡るたびでした。

両国とも物価の高さには閉口しましたが、地元の方、旅行者、様々な出会いもあり、
本当にいい旅ができた事に感謝です。

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本日よりお店の営業時間も通常通りに戻ります。
また旅で見た風景なども徐々に載せていけたらなと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

投稿者 pointweather : 05:55 | コメント (10)

2010年09月15日

キノコとキノミとかすみ草

夏の初めの頃の話。
福島県の奥の奥、昭和村に移住した友人を訪ねて小さな旅をしてきました。

夜中に車で訪村したということもあり、その道のりはちょっとすごい。
濃霧全開、180度に迫るヘアピンカーブの連続する山道。
ライトの向こうにうさぎとか現れる野性味です。
そういえばクマなんてのもいらっしゃるってワイルドなエピソードを聞いたような聞かなかったような・・。
しかしいったい何故にこの山奥に。

利便、情報、プライバシー。幸せになるために色々追求してはみたものの、どこか感じる閉鎖間。
かといってその街の恩恵はちょっとやそっとの覚悟で拭い去れるものではないと思うのです。
それでも一歩踏み出してみる。
村で生活を始めるのと同時に、村への新規就農者や観光客の誘致に携わるなど、隠遁ではないアクティブな田舎暮らしに、その行動力のヒントを探ってみようと思いました。

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そして・・朝起きるといきなり近所の人から大根の差し入れが!
われわれが三人連れだからかまさかのトリプルホワイト!愛いぃ!

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一歩外に出ればそこはぶらり散歩道。
交通量は限りなく少なく、時間の流れもそれに呼応するかのようにまろやか。
そよ風と虫の声だけが通る道なのです。

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日本一の生産量を誇ると言うかすみ草が美しい。
花束では名脇役といったポジションなのかもしれませんが、自分はかすみ草だけのブーケとか素敵だと思います。

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友人が近所のおじいちゃんに挨拶に行っている間、自分はとんぼと戯れる。
そんな昼下がりのリズムとテンポ。

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近場の湿原でキノコとキノミ。
湧き水を飲み、水芭蕉を眺める。

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冬には積雪が切実な問題になるという話を聞きました。
ちょっとご飯食べに行って来るって話になった時の選択肢もすごく少ないと思います。
それでもなんか違うんだよなーって思いながら過ごす毎日から一歩踏み出してみる、その思いを行動に移す素晴らしさに改めて感心した旅となりました。
住みたい場所に住む自由、やりたい事をやれる自由があるのなら、理由や言い訳を考えずに自分の直感を信じて行動しなくてはいけない、近頃悔いを残す事の多くなった自分が改めて思う事でありました。

友人の活動するNPOでは今でも村に居を構え本気で農業に携わりたい人を募集しています。
興味のある方は是非!

投稿者 pointweather : 05:20 | コメント (4)

2010年07月18日

兄弟を探す旅に出ました

今回の中国旅行、実は二人旅。
心に魔が差したのか。あるいは少々おセンチだったのか。
お店のテーブルに鎮座するインド君を持参する暴挙に出てみました・・。
せっかくなので各地での記念撮影を数枚ほど。

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in成田エアポート。
インドのバラナシ辺りで生まれたとの噂ですが多分貨物船での入国だったのでは。
初めてのジェット機に興奮気味。

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in上海・外灘。
なにやら格調高そうな獅子とおどけてみせたり。

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in雨の長距離バス。
実はこのインド楽団は3ピース。
一人は綱島でお留守番。
そしてもう一人は・・・4,5年前から行方不明という悲しいお知らせ。
人口13億の大国中国。
あわよくばこの大陸で・・。
そんな淡い再会への期待と不安。にじむ車窓。

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in客家円楼。
マーチのリズムで回る回る。

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in宿泊した振成楼の部屋。
演出なのかと疑いたくなるほどの日常感。
自然すぎて不自然、と思ったのもつかの間。なじむなじむ。
ちなみに自分はここで持参したDVDのダヴィンチコードを拝見。一周してこれもなじむ。

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in開平。
野外フェスを思わせる爽快感。野生にかえります!

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そして帰路。
探し人はみつからずでしたが、何か大きな収穫があった、そんな充実感を胸に今日もリズムを刻むのです。

投稿者 pointweather : 19:41 | コメント (6)

2010年07月07日

all along the watchtower

海外で成功し凱旋した華僑の家。開平の楼閣、碉楼。

広東省の省都広州からも離れたのどかな田園地帯に突如にょきにょき生えだす
怪しげなコンクリート製タケノコのような建築物。
ビル以上、館未満のあいまいさが気になるのです。

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そんな奇妙なタワーハウスがにょきにょき群生する謎めいたな村、開平。
これまたバス停にいた素性の一切わからない謎めいたおじさんのバイクに乗せてもらってぐるっと旅してきました。

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水害の多い土地柄故の高層型。
それに加え、その巨額の財を狙った賊、あるいは猛獣からのセキュリティ、
そしてアメリカ、カナダ、各自が移住という旅の先で見た、
羨望の対象だった豪邸を記憶と印象を頼りにビルド。

結果、とても堅固で見ようによっては美しい、そしてとてつもなく場違いで謎めいたお屋敷が完成したとのこと。
そのいびつで個性的な建築様式、どこか福建で見た土楼を思い起こさせます。

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客家円楼と異なる点は、その内部に住む人は今はもう無く遺跡、あるいは廃墟として観光客に解放されていること。
一部残された調度品からは彼等のいた階層の高さが窺い知れます。

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しかし中国も広東まで下ると完全に東南アジアの気候と風景。
水田には水牛やアヒルの群れががうろつき、人々の気質も陽気でのんびり。
写真の女性には健康にいいらしいハイパー梅干みたいな怪しい乾物を頂戴しました。謝々。

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遠い異国の地から祖国への名誉の帰省。
まさに錦を飾ったわけですが、故郷の反応は賞賛よりもねたみや嫉妬。
なまなましくむき出しの感情と業、そして防衛と徹底抗戦のリアクション。
その歴史を逞しいと感じるか空しいと感じるか。
中国、奥が深いです。

投稿者 pointweather : 12:45 | コメント (5)

2010年07月05日

spin the black circle

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円楼の夜を体験するために、振成楼という名の楼に一泊してみる事にしました。
とはいえバスが遅れに遅れて到着時刻は20時超え、真っ暗な田舎道に射す一筋の光だけが頼り。
心細いですがええい、ままよと誘われるようにゲートイン。

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夜更けにシツレイイタシマス。
とガチガチになってる自分を予想外のガハハ系ハイテンション歓迎してくれた林さんファミリー。
正直9割以上何を言ってるかわからなかったけどこちらも助かりますわいガハハ!と応答。
いつの間にか微妙にツーカー位のコンビネーションに。

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そして飢えというレベルにまで抑圧された食の欲を満たしまくってくれた御馳走ズ!
ゴーヤ、真にウマい。
食べきれない量を出すのがおもてなしの中国と、残すのは失礼に値すると信じて疑わない日本人の食卓。風船のようにふくらんだお腹に達成感を覚えつつも降参させてもらいました。

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とりあえず一周してみようと回転を始めてみました。
一歩ごとにきしむ足元。
イメージはローマのコロッセオでしょうか。
空き部屋が目立つものの窓から漏れる光とテレビの音、あるいは夜泣きする赤子の声。
おそらく昨日や明日とほとんど変わらない日常。
そんな不変の時間が今夜もこの円の中の一部屋一部屋に存在することがなんだか嬉しくて、
ついついぐるぐる。

nightchina04.jpg
自分に割り当てられた部屋はおそらく女の子の部屋なのか、日本のものと思われる美少年漫画が多数無造作に置かれていました。
このむきだしの生活感驚きつつも、徐々に不思議な安心感へ。
ただの観光資源ではなく今なお暮らす人がいることがこの奇妙な建物に命を吹き込み、なんとも言えない魅力に繋がっていると再確認させてもらいました。
ちなみにこの振成楼は土楼王子の異名を持つ業界のエリート物件。プリンスであります。
光栄であります!

投稿者 pointweather : 01:51 | コメント (6)

2010年07月01日

a perfect circle

客家円楼、あるいは福建土楼と呼ばれる円を描く集合住宅を訪れました。
中国の華北から南へ、あるいは世界中へ旅を続ける人々。
常に客人、あるいは招かれざる客であり続ける人々の家。
そのコミュニティの結束と外部からのセキュリティをつきつめた、美しくもいびつな旅する民族の家を訪れたくてはるばる上海からやってきた福建省は永定。
アモイを経由してここまで実に18時間。
これにチケット購入の荒行と待ち時間を加えると・・思い返すだけでも武者震いが。
しかしそんな苦労もなんのその。世界は確かに円かった!

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回廊の内側の広場で営まれる生活。
酒を飲み続けるおじさん、ひたすら笑い転げる子供、そして丸い空を眺め続ける老人。
自分が訪れようが訪れまいが、日常は今日もぐるぐる回り続けるのです。

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円楼の住人。
基本的に同棲の血族が集って生活を一にするとのこと。
陳さんなら隣人も陳さん。対面も陳さん。

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アパートレベルの土楼から村、社会を形成している巨大なものまで。
シンメトリーに、中心から開花するように広がっていく様式は・・我感円美!

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井戸もバケツも等しく完全な円。3.1415926。
円楼の中では客家が。井戸の中では金魚が。
円の中で封印され外に流れることの無い時間。円の中で完結した世界。

投稿者 pointweather : 03:40 | コメント (4)

2010年06月24日

For her fake Chinese rubber plant

僅かではありますが航空券の都合で滞在できることになった上海。
東アジアの出世頭をぶらり。

shanghai02.jpg
上海のどこを歩いても万博マスコット海宝は視界の中に。
ぽっちゃりしたgumbyは路上で約10元。個人的には好き。

shanghai01.jpg
それにしても灰色一色。
夜中に到着した時はそれはもう派手に輝いていた外灘エリア。
チェックインを済ませて夜の街に飛び出した瞬間に消灯というせつないタイミング。
蟹、雑技と共にこちらも10年後におあずけ。

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宿泊した宿、上海船長青年酒店。通称キャプテンホステル・・・。
名前に反して居心地はバツグン。

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外灘のいわゆる普通の交差点。
この辺り何処を歩いても表参道級。
ダイブ願望がわきます。

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そしてなんだかカレーパンマンも溢れかえっていました。

投稿者 pointweather : 03:01 | コメント (0)

2010年06月23日

天に魚、地に人

私、不条理なもので常に求めるものは、手に入らないものばかり。

加速し膨れ上がる上海の富と人口。
10年前はネットもATMも地下鉄すらあったかなかったか。
しかしながら時は流れ、ネットは宿に常設、地下鉄に至ってはうっかり世界最長。
10年後には21号線までできるという噂。

噂には聞いていましたが実際その発展の象徴、聳え立つ摩天楼の中にいると
どうにも萎縮してしまいます。
それに加えスモッギーな空気、大河のような人のうねりにいきなり降参。
ついつい足は昔ながらの時間が育む和みを求めて明代の庭園、豫園へ。
そこで何が待っているかも知らずに・・・。

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金龍魚ってなんですか?アロアナ?
何をそして何故祝ってるのかはわかりませんでしたが、
とにかくこの金龍魚を祝うフェス当日に直撃したようでそれはもう・・。
地には人人人。天には魚魚魚。

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唐突に広場で絶頂を迎えた様子の老子も。
嗚呼・・!!

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人口密度をさらに取り返しのつかないものしていたのがこのフィッシャーマンズ。
夜になると灯るのでしょうか。み、見たい・・。

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コテコテの観光地と化していた豫園。
そそくさと退散しようとした所、子供を中心としたひときわ怪しげな渦を発見。
人の波をかきわけたどりついた渦の中心にはこの好奇心を刺激しすぎるキッズ達が。
いったいどんなビジョンクエストが行われているのですか。
我欲少々観観!

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しかしながら、この妖しすぎる覗き窓をしきる団長は、清朝の宮廷料理人さながらな彼。
サングラスの奥の眼差しは一切の秘密の漏洩をゆるさない、冷たい輝きを放っていました。
唸るほどの長蛇の列に迫るバスの時間。
無慈悲に銅鑼を鳴らし客を煽る彼を尻目に覗き体験はまた次回、
おそらくは10年後にと胸に誓い豫園を後にしました。
うーん上海。奥が深いぞ。

投稿者 pointweather : 13:30 | コメント (5)

2010年06月19日

本日帰国しました。

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上海inの広州outの突貫型中国旅行より無事帰国しました。
10年前に比べ想像を絶する速度で進化しつつも軸はぶれてなかった、そんな印象の中国。
良くも悪くもさすが大国。おみごとの一言です。

桁違いの人が渦巻く大都会と、100年前の集合住宅で鶏と牛と生活を共にする田舎。
駆け抜けた感覚の強い旅でしたがこの強烈なコントラストは深く印象に残りました。
一年ぶりの一人旅、時間も無くアップアップしてしまいましたが、訪れた先の事、
徐々にブログで紹介できたらなと思います。

写真は福建省の客家円楼の一つ、田螺坑土楼群です。

投稿者 pointweather : 02:45 | コメント (4)

2010年06月05日

一つの最果て

めったなことでは寂しいと思わないと思っていました。

みんなでわいわい出かけるのはもちろん楽しいです。
感動をわかちあい、思い出を共有する喜びは人生の醍醐味と言っても過言ではないと思います。
それでも一人でぶらりと出かけることの身軽さ。
直感で方角を定め、自分の速度で動き、飽きるまで滞在できる自由。
この旅の自由さもまた人生の醍醐味ではないでしょうか。
紙一重の孤独と自由。

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子供の時に読んだ星の物語。オリンポスの神々が夜空で繰り広げる冒険の話が大好きでした。
しかし年を追うごとに心ははるか遠い星や月よりも、次から次へと迫り来る日常の連続へ。
夜空を見上げる回数も減り、夜はただの夜。星はただの星でしかなくなってしまいました。

そんな星空に対する興味は無くなったわけでなく心の奥でくすぶり続けていたのでしょうか、
ある日ふと手に取った月面の写真集から宇宙への関心が急激に燃え広がりました。
惑星、衛星、小惑星、星雲、銀河。
完全に地球規模を超えた世界、確実に旅をすることができない世界になんだか切なさにも似た感情を覚えたりもします。

tentai05.jpg
宇宙には行けない。ならば何処に行くのかと考え、向かった先は国立天文台。
調布と三鷹の間にあるこの施設。時刻は夕暮れ。土地勘は全く無く、周囲はひたすら無人の住宅街。

日によっては望遠鏡を覗き何千、何万光年と離れた彼方を垣間見ることもできたのでしょう。
しかし駅から2,3人しか乗客のいないバスに乗ってたどりついたこの施設は本日閉館とのこと。
あまりに深くうなだれる自分を見て不憫に思ってくれたのか外観だけなら・・と散歩の許可を得ることかないました。ありがとうございます。

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しかし木枯らし吹き荒れる無人の天文台がここまでとは。
地球が球状であるならば最果てという概念は存在しないはずなのに、この天文台はこの日確かにこの世界の果て、地が終わる空との境のような不思議な感覚だったのです。

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一人でこんな所にいてはいけない。
荒涼としたその場から逃げ帰るように退散。
寂しさに打ちのめされた小さな宇宙旅行でした。

投稿者 pointweather : 02:50 | コメント (0)

2010年05月19日

アルパカンドリーム

彼方なる大地南米。
アンデスの麓で一人愛を放ち続ける存在アルパカを御存知でしょうか。
ヤギと羊とラクダを混ぜ合わせたかのような微妙で実に微笑ましい毛むくじゃらアニマルなのです。

そんな彼等が海を越え北の大地那須で人里離れまったり生活をしているとの噂をお客さんから耳にしたのは何時の事だったでしょうか。
人に会うたびにアルパカ企画をプレゼンするのですが遠い上に冬は降雪の土地柄。
一度は出発したにも関わらず渋滞にはまり挫折、急遽川越見学に変更となったほろ苦い思いでもあります。

しかしこの春、念願かなってついに北上成功。
アルパカンドリーム、カムズ、トルゥー!

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恋に落ちるのに時間なんて必要無い。
そんな先人の言葉が脳裏をよぎるファーストコンタクト。テアモ!

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実に400頭ものアルパカが暮らすビッグファーム。
それぞれがいい具合にとぼけた個性を放ってくれちゃって、たまらんわけであります。
ちなみに本人かと思うほどにスタッフAちゃん似のアルパカAさん。

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こちらはモード系。なんちゅうモフモフ感!
実は自分焦っていました。
GW前後にアルパカは夏仕様になるために毛刈りを行うとの情報を耳にしていたからです。
ビズ・パカと呼ばれるすっきりさっぱりした姿もかわいらしいとは思います。
しかしこの動く毛玉のような姿といったら・・。

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時にアグレッシブ。
怒るとツバを吐くそうです。
蹴ったり噛んだりはしないそうです。優しい生き物ですね。
しかし一度だけ着ていたフリースを食べられました。

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最後はお尻。
ケ・ボニータ!
都心から空いていれば三時間。アルパカ牧場オススメです!

投稿者 pointweather : 12:37 | コメント (6)

2010年03月11日

in fact

4分の3年ほど前に京浜工業地帯へぶらり、妖しいもの好きの友達と出かけたことをふと思い出しました。
綱島から車で3,40分にも関わらず、空に向かって火を吹く鉄塔に会える喜び。
少し日常の理から外れた奇景がなんとも言えず高揚するのです。

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この日も黒い空を焼く塔。
力強く、不健康そうなシンボリックなこの塔を一同無言で見上げるのです。

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写真ではリズムを守って鳴り続ける轟音と、鼻の粘膜をつらぬく刺激臭。
これらをお届けできないのがいささか残念ではあります。

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プラントと言う名の神殿。
千年後には世界遺産とかに登録されて欲しい。

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というよりは千年待たずに熱を放つ今、世界財産として登録する価値のある意義、
それにこの決定的な迫力をユネスコに見てもらいたい!

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そんな盛り上がる妄想を断ち前を見ると、猫一匹通らない夜の町、鉄の町。
このプラントが放つ冷たい熱と音、これと対になる夜の静けさが両立するから
ついつい足を運んでしまうのかもと思うのです。

 

投稿者 pointweather : 02:33 | コメント (0)

2010年03月06日

no colour.only some coffee and space

突如ペカっと閃いて写真を引き伸ばしてみるプロジェクトを始動してみました。
自力でプリンター印刷と財を持たざるものの浅知恵で選択肢を絞っていましたが
ネットの格安印刷屋さんを紹介してもらいぺろんとオーダー。
安い、早い。なによりデカイは強い!
優れすぎたコストパフォーマンスの波に乗ってモノクロ印刷にトライ!
色即是空って先人の言葉に重みを感じる33歳、モノクロームな試み。

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チュニス路上。扉と三人の門番。

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カトマンドゥの賢人。
孤独と自由と皺と影。

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スリランカの港町ゴールの食堂。
DJブースみたいなコンロでホッパーを焼く料理長。

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パガンのマグナムオババズ。

ハードディスク、あるいはアルバムで眠ってしまっている思い出の一写。
A4や四つ切に伸ばしてみると印象変わってその時の躍動する心蘇る気がします。

ちなみに宣伝で恐縮ですが、お店の空いたスペースに絵や写真の展示して見たい方募集しています。
期間は一週間から。料金も一万円からとお試し感覚で。
思わず荷物をまとめて飛び出したくなるような好奇心をぐいぐい刺激する作品お待ちしています!
詳しくはお気軽にスタッフにお声かけてください!

投稿者 pointweather : 04:09 | コメント (1207)

2010年02月19日

別に到着しなくてもかまわない電車

ところで大人旅ってなんでしょう。齢33の私は考えるのです。
そのヒントはゴールを目的としない、即ち道中を楽しむゆとりなのではとアタリはつけてあるのです。
しかし自身、悲しいほどの到着至上主義。
バス、電車の遅延から事故故障、果ては運転手の寝坊、やる気に左右されて目的地にたどり着けないともう絶望的な気分になってしまうのです。

そんな自身のせちがない旅論に小さな革命を。
友人Tさん曰く、正月に益子で市が立つわいわい行こうぜ、と。
はて、記憶では陶器市は春、秋。この時新春三が日。
しかしふと思うのです。
ポイントは今が冬か春かじゃなく、このわいわい行こうぜなのではないかと。

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帰省ラッシュを避け初めて電車で栃木へ。チョイスはローカル。
北へ向かうほどに高みを帯びてくる車内の年齢層と我々のはしゃぎっぷり。
車窓は渋みを増し、一分が70~90秒くらいの世界へ。

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ジェット機で飛んで行く海外よりなんだか遠くへ来たなと感じさせてくれる。
湖には氷が張り、我々は和菓子屋で大福をほうばるのです。

2010mashiko04.jpg
結局到着まで3時間くらいかかったのでしょうか。
気になっていたカフェでランチを食べるとすでに夕方。
市は、まぁ、テントがいくつかぽつぽつと。
しかしそこは陶器の里。掘り出し物の純白ケーキ皿を購入。ほくほくです。

2010mashiko05.jpg
6時にして一気に深夜。
家路が恋しくなるこの感覚は車では感じないノスタルジー。
またここから3時間かけて戻るのがむしろ楽しみだと思えたなら、それはきっといい旅だったんだのだと思うのです。

投稿者 pointweather : 03:34 | コメント (0)

2010年01月18日

and some fishbones

サンシャインでお目にかかった骨のある奴ら。せっかくなので。
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上昇ミノカサゴ。
アグレッシブな有毒ジェロニモ型。

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個人的に魚類一番人気のフグ。
おっさんヒゲとロングホーンに恋の予兆。

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ファクトリーで生産されているのではないかと疑惑のロボフィッシュ。
この光沢ボディは陸地では生産不能。

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何故かミニズーも併設されている池袋。
エレベーターの乗って飛べない鳥に会いに来た。

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寄り添ったまま動かない二羽。
窓の灯りに温もりは感じない。

投稿者 pointweather : 23:39 | コメント (0)

2010年01月11日

ノーボーンズ池袋

地図を見て、想像とか妄想とかそういったものがもくもく湧いてくる感覚に人生賛歌。
故に世界地図は必要以上に頭に練り込まれているのですが、何故だか苦手なのが東京の地図。
特に何回見ても歪んでしまうのが池袋。山の手サークルで10時に位置しているこの街。
なのにいつも勝手に脳内変換。上野とか浅草辺りと入れ替わってしまいます。

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そんなわけでこの日も都内を迷い彷徨い、池袋到着は夕方。
灰色の雑踏を掻き分けながら摩天楼の遥か上、吹き荒れるクラゲの乱気流を目指すのです。

ikebukuro02.jpg
イカが凄いんです。
2010年はイカ年と宣言したくなるほどに気になります。
手が10本あるだけでもファンタジーなのに、この透明感、この目!
タコには無い気品があるようなないような。
墨とか吹かれたら私もう我慢できません。

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東京の上空を浮遊する骨の無い天使。
流氷以上の冷え込みを祝福。

ikebukuro05.jpg
ぷりぷりのマッシュ型ジェリーフィッシュ。
閉館時間迫っていると言うのに。
時間配分おかしくなるのはいつだってクラゲコーナー。
そのフロウライフのアイコンは今日も休むことなく漂い続けるのでした。

投稿者 pointweather : 11:11 | コメント (6)

2009年12月24日

ocean colour scene

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三崎帰りの海岸。赤く細い線が水平線と空の間を一直線に。
葉山、赤道直下。
ちょっと怖くなるほどに赤い海。

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藍空には月と猛禽。
鳥目知らずの鳶、三日月と遊ぶ。

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ほとんど夜。けどまだ少しだけ夕方。
消える寸前の海の色。

投稿者 pointweather : 12:27 | コメント (0)

2009年12月23日

12月と太平洋

渡り鳥シンドロームでしょうか。
近頃気がつくと日光求めて南に南に。
衝動に身を任せて、ついにはふらり最南端、三崎まで。
マグロと灯台と私。いざ城ヶ島上陸!

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おそらくは神奈川最南端のアンテナ。
太平洋の向こう小笠原、フィリピン、パプアニューギニア。
異国情緒をロマンスに受信。

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定番ながらも揺らぎない憧れ、あぁ灯台。
可能ならば引っ越したいです。それはもう一生懸命光回します。
関係者の方いらっしゃったら、よろしくお願いします。

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12月の太平洋。
どっぱんどっぱん押し寄せる荒波、それでも陽光はどこまでもやさしく。

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厳しい寒さに震える12月、あるいは釣り人と海鳥しかいない最果てだからこそ
その陽光が嬉しくてついついレンズを向けたくなるのかもです。
求めていた日光、たしかに南にありました。

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ところでぐるっと島を迂回していた超巨大クレーン船。
王蟲の如く、大海を我が物顔で。
誰もなんの注目もしていなかったけど一人興奮して心臓ばくばくしていました。
人類はいつの間にこんな怪物を造り出す力を・・。

投稿者 pointweather : 02:07 | コメント (2)

2009年12月20日

カマクラタイムレス、喫茶百景

空気の凛と澄んだ気持ちのいい冬の朝。晴天、休日。
目覚めただけでパーフェクトな一日はいつも唐突です。
今日は朝から何もしない、安らいで安らぎ倒す!決意に迷いはありませんでした。
とことん安らぐには素敵なカフェと仲間が必要です。
そんなこんなで友人でもありお客さんでもあるハヤシさん御夫婦とエリア湘南へおなか空かせてGO。

世界で一番好きなカフェcoyaさんで極上プリンとコーヒーを頂き一気にワンダーランドへ。
甘味中枢はこの時すでにぷりんぷりん。
魂の師匠ニシゴオリマスターとも久々ゆっくり話ができて充実感は加速する一方。

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その後こちらもお世話になりっぱなしの 旅音さんと合流。
イキツケのカフェを紹介してもらい、
では早速と少し怪しい旅人5名がさらに怪しいお店で再び甘味集会。

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ディープ鎌倉最深部。Henri & Pablo。
流れない時間と旅と音の話とコーヒー。

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聖母とヘッドレスに囲まれて、それでいて落ち着く空間。
鴨居玲、コルビュジエ、そしてマティスとピカソ。
上記アーティスト、あるいはアンティークや骨董お好きな方は是非。

尽きる事の無い話題と広がる人の縁。
一杯のコーヒーを軸に回転する素敵な休日でした。

投稿者 pointweather : 02:17 | コメント (4)

2009年12月02日

国産写真

うっかり、すっかり忘れ去れられていました。
実に一年以上ぶりに国産コーナー、久しぶりにアップさせてもらいました。
今年、あるいは去年あたりにあれやこれや撮った写真をくいっとまとめてみたのです。
前半のちょっとサイズが大きい奴等が該当するそれになります。

しかしこうやって写真振り返ってみると、苦渋から極楽、ローカルから国境まで、公私共に今年も色々ありました。
いよいよ一月を切った2009。
最後まで油断せず引き締まって、でも肩の力抜いたりもして、とにかくズンズン行こうと思うのです。
写真はこちらです。

投稿者 pointweather : 03:31 | コメント (6)

2009年10月29日

ビフォアー・ファクトリー

唐突ですが、先日友人と今は使われていない鉱山にふらりと訪れてみました。
工場がモノを造る為に生み出されたものである以上、使われなくなり放置された現状はもはやこちら側に属していない領域、そう考えるとやはり背筋に冷たいものが一筋。

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その施設の規模と、静まりかえった時の緊張感は比例するようでした。

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パイプと蔦。

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ケーブルと手袋。

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帳簿か日報か。なんだか覗き込むことできなかったです。

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隔てるべき外も中も無く。役割を終えた窓。

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なんだか怖いとか寂しいとかだけじゃなく、
もっと様々なものが交じり合った空気で満ちた、静かな工場見学でした。

投稿者 pointweather : 13:23 | コメント (3)

2009年10月19日

私のメガネが光る理由

カメラのシャッターを切る瞬間の、ある種のカタルシスを覚えるあの感覚は人の心をを虜にいたします。
パシャパシャ乱れ撃ちもまた爽快感ありますが、シャッタースピード限りなく遅くした時のパッシャン・・。
という緊張感漂う間が好きです。
そんな線香花火やししおどしに通ずるワビサビ感のあるスローシャッターによる長時間露光ですが
夜の車内とかでヒマツブシも兼ねて友人にレンズを向けてみました。

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すると車内がなんだか少しだけワンダーランドに。

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自分のメガネもビーム放つ寸前といった感じです。

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車窓にも怪しい気配が。京都のハイウェイに一反木綿現る。

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なんとなくデビッドリンチっぽいような、ないような、追っ手の灯。

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気がつくと友人は光の国へ。

投稿者 pointweather : 04:12 | コメント (0)

2009年10月12日

ウエストコースト・ストレンジドリーム・アーキテクチャー

唐突ですがフンデルトヴァッサー氏を御存知でしょうか。
オーストリアの人で画家でもあり建築家でもある氏。
私、以前より隠れファンで、ほんの数時間だけウィーンに滞在できた時も宮殿、少年合唱団を差し置いて、
所持する僅かな有り金握り締めて氏のデザインした集合住宅へ馳せ参じた思い出があります。

oosaka-shorijou01.jpg
そんな氏の建設されたゴミ処理場が西の都大阪の湾岸地帯舞洲に、
何かの冗談のように唐突に聳え立っているのです!

たどり着くまでに何度と無く道に迷い時間の関係であきらめかけていたので、
この妄想型蜃気楼のような姿が見えたとき鳥肌ぶわっとしました!

oosaka-shorijou03.jpg
自然回帰をモットーに建築を考える氏の建築。
窓とかももうツタ特盛りです!
もうもっとじゃんじゃん盛って盛って!本当、無意味にオカワリしたくなりました。

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壁とかもう正直やりすぎ感も・・。いやいや、絵本の世界が飛び出してきたようで全然素敵です。
お隣に鎮座するスラッジセンターと合わせた建設費が、浮世離れした1400億円ってのも手加減知らずでかっこいい話です。

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氏の遺作となったこの処理所、これから後もテラスや小窓に植え込まれた植物がぐんぐん生長して、どんどん姿を変え育っていく事でしょう。
次に訪れる時この魔法のステッキのような煙突が特大ヤシの木みたいになってたらいいなーとぼんやり思いながらの充実見学でした。

投稿者 pointweather : 22:16 | コメント (4)

2009年10月06日

鹿の目力

新潟のトリエンナーレを大きな充実とともに満喫した我々3人。
にもかかわらずなんだか言葉少なめ。
少々途方に暮れていたのです。
日程はあと二日あるにも拘らず我々はこの後の目的地が決まっていないという、
極めてのんびりすぎる計画のツケが回ってきたわけです。今晩の宿すら未決。ピンチ。
結局車内での緊急会議、たまたま友人が持っていた雑誌の特集で熊野古道が取り上げられてた、
そんな理由で24時間営業の銭湯で仮眠後AM3時起床、まさかの関西に向かう事となりました。

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関東→北陸→関西と不自然でいびつなルートを完走したものの疲労困憊。
髄まで乾ききった魂を一気に潤いで満たしてくれたのは奈良代表のシカズ。
切れ長の目が都を感じます。ミヤビです。

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そして定番東大寺、大仏殿。
仏像、柱、奥行き全てが規格外のスケール。
何度でも、何度目でも圧倒されます。

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サイドを固める多聞天。
この眼力。
足元では邪鬼とか踏みにじっていたりと悪にはゼロ容赦。
己の内なる邪念看破された気がして思わず震え上がります。

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田舎が和歌山ということもあってか、東大寺をはじめ大きなお寺さんはけっこう巡ったことあるのですが、
どうしても気になるお寺が長谷寺さん。
鎌倉の長谷寺をはじめとする全国長谷寺の総本山なんです。
かねてよりの参拝願望かなえるなら今だと、友人を説得。
眩暈がするような参道をテンション上がりきってダッシュ。そして筋肉痛。
本堂からの眺めは絶景かな絶景かな。
来れて本当によかったです。

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そして蛇足ながら噂のセント君は思いのほかキュート。
開ききった瞳孔もパッチリしたと目と捉えられない事もないかと。
立派なユルキャラとして推薦させていただきます。
次回はがっちり抱擁、奈良の素晴らしさ語り明かしたいと思います。

投稿者 pointweather : 13:40 | コメント (0)

2009年09月25日

越後、光点、網線、異面

その和みの極みといった風情を醸し出す里山。
そんなコメドコロの恵み風景に緩みきった訪問者の脳をズガンと直撃する作品群がまたとんでもないことに。

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例えば学校の体育館に藁が敷き詰めてあって、
暗闇の中わずかな灯りがゆらゆら扇風機の風でゆらいでいる光景。
夢の世界のようじゃないですかとうっとりしていると、
その奥の校舎のジェットコースターのような展開に心拍数止まりました。

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山奥の小屋ではイスタンブールのモスクのような照明が低く鈍く怪しげな輝きを発していたり。
説明によると光や音を用いて集合的記憶を想起させるような空間をインスタレーションするとのこと。
難易度は高めです。

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もうひとつの特異点というタイトルもかっちょいい、多線系。
典型的古民家での展示なのにとってもテクノ。

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そもそも学校という空間に入ること自体、凄く不思議な経験です。
誰もが知っていて、誰もが思い出を残し、誰もが去っていく場所。
突然訪れた再入学の瞬間。
楽しさと、ほろ苦さ、そして少々の怪しさが入り混じったあの感覚を思い出しました。

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体育館とか、もう本当にエラい事に。
難解なコンセプトを読み解き共感するもよし、よくわからんけど心の奥の方でグイって来た!と感じるもまたよしだと思います。
いい悪いよりも好きか嫌いか、この一点。
それぞれ見る人の感性が判断基準な世界に心ときめいた大地の芸術祭でした。
来月から秋版も開催するようなので、まだ訪れた無い方は是非!

投稿者 pointweather : 03:07 | コメント (0)

2009年09月23日

越後、花、実、樹

夏と秋の境目を突いて行ってきました小旅行!
今回は高校時代の友人とまさかの男三人旅。
ほぼ前日まで行き先未定のドッキリ企画でしたが、
やはりこの時期気になるのは越後妻有トリエンナーレ。
旅会議長引き、しっぽり徹夜でしたがアドレナリンで気力みなぎらせて北上いたしました。

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到着してはみたものの、あまりに広大な会場。というよりは地域に呆然とする我々。

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周囲を見渡すと圧倒的な存在感を放つ樹木、花、果実。
恵みに満ちた日本の原風景にアート鑑賞前に早くも興奮。

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なんだか見慣れたような見慣れていないような野の花もぐいぐい心惹きつけます。

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里山にひっそり残る廃屋、廃校には想像をはるかに超えたエキセントリックな濃密空間に。
あるある!と微笑ましいものから、いったい何が起きちまったんだ・・と完全に理解の枠外の異次元まで。

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それにしても農村とアートがここまで相性よくお互いを引き立てあうとは・・。
外の開放感があるから、内の深みが引き立つのでしょうか。
なんとも勉強になる一日でありました。

投稿者 pointweather : 13:26 | コメント (4)

2009年09月17日

タイ写

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チュニジア、モロッコの旅の前に久々のバンコクにちょろっと寄ってきました。
わずか二日ほどの滞在でしたがいつもしない事をと思い立ち王宮等の観光などを少々。
そんなバンコクの写真ではありますが。
最初の方が今回の旅行です。なんだか地味な町並みと金ピカの像ばっかです・・。

投稿者 pointweather : 11:45 | コメント (4)

2009年09月06日

地中に活を見出す

例えばモグラの如く。
足元堀まくったらそこに生まれる空間に居を構える自由。
空中庭園にも類似する新しい空間利用の可能性を妄想することあるかと思われます。
そんな貴方のモグライフの提案を妄想から現実に。
となるとやはり学ぶべきは先人の知恵。
日本が誇る石の採掘所、栃木県の大谷資料館に行ってまいりました。

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地中から石を掘るという単純作業がのどかな田園地帯に
とてつもないアンダーワールドを生み出してしまいました。
深みへ深みへ。ひんやりした空気に緊張感が走ります。

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おぉ、地底こそ我が故郷!と息巻いて下ってきたにも関わらずむずむずと不安な気持ち。
やはり人間には光合成が必要なのでしょうか。

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天井はもはやはるか彼方。ダイビングとかに通じる感覚。
沈殿する静寂と淀んだ冷気に早くも降参。ヘルプミー!

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Oh、レイ!Ohサンシャイン!!
光の無い世界だからこそ再確認できる光のありがたみ。
木漏れ日にうっかり神々しいもの感じそうになる私やっぱり地上の民。

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恵みに満ちた地上に万歳三唱。
地底カフェ、ポイントウエザー二号店は出店見合わせることと相成りました。

投稿者 pointweather : 03:37 | コメント (0)

2009年08月27日

モロ写

やっとこさモロッコの写真をまとめてみました。
砂漠に旧市街にフェスティバルとコンパクトながらもぎゅっと詰まった旅でありました。
それにしても前の旅を振り返ると、新しい旅に出たくなるのは何たる業でしょうか・・。

投稿者 pointweather : 05:54 | コメント (1260)

2009年08月11日

チュニ写

チュニジアの写真をまとめてみました。
地味目ですがよろしければ覗いてみてください。

投稿者 pointweather : 14:01 | コメント (0)

2009年08月06日

二次元ウォッチャー。あるいは2.5。

右から左に進むアラビア文字。
その丸みを帯びた曲線美と、読もうにも手がかりすら掴めないその独創性。
わからなすぎるからか、その書体になにやらミステリアスな魅力感じています。
それが土壁とかにこうシュルルンと書かれているともううっとり。
本日特売日でも、燃えないゴミは水曜とかでも全然かまわないのです。
なんだか満員電車とかパチンコ屋さんを写真に撮ってる外国の方の気持ち凄くわかる気がしました。

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マラケシュの、おそらくは電話屋さん。
こだわり電波受信OK。火星あたりまでなら交信可能そうな門構えです。

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エッサウィラのアフリカンビューティー。
最短距離をまっすぐに射る視線。

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港町ガベス。深く濃いチュニジアの白。

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壁面猫。2.5次元の住人。

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人見知りが激しい左腕の長いアヒル。
曲がり角に潜むバードメンを私は確かに見たんです。

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なんかもう、取り返しのつかないモノが飛び出してきそうな鉄門。
決して開けてはならぬのです。

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モロッコ中に描かれていた馬とか時計とか天秤の絵。
イベント告知カレンダーのようでもあり、選挙とかの広告のようでもあり。
とにかくダイレクトに壁に描き付けるパワーがすごいなと感心感心。

投稿者 pointweather : 03:10 | コメント (0)

2009年07月27日

潤うことなど考えもしなかった砂男の夢の話

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前にも書きましたが、雨降ったんです。しかもドシャ。
おまけに雷轟くし、砂嵐吹き荒れるわで天変地異さながらだったサハラ砂漠。
満天の星空、燃えるような夕日は残念ながらオアズケです。

しかし人間、悪天候も度を越すとなにか原始的な興奮スイッチが点灯します。それも激しく。
あまりの非常識な空模様に一同わけもなくハイテンション。
砂丘を転がるように駆け下りた時、魂はなんだか非常にシャーマニック、というよりケダモノのそれでありました。

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しかしながらこの雨、おそらく温暖化、それに伴う砂漠化が進む地球規模の話では非常に朗報。
乗り心地点数限りなくゼロなマイキャメルも心なしかニンマリ。
毛並みもなんだか艶々ですね。

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それにしても砂漠。
静寂なようで耳を澄ますといつでもサラサラ砂の音。
砂丘、あるいは砂紋にうっとりするのも束の間、次々と姿を変え移動を繰り返すその姿。
そもそも砂ってコレなんですか?もともと岩とかでいつかは土になるんですか?
その先いったいなんなんスか?
世の中全ていつかは崩れて削れて全て砂?むむむ・・禅問答。諸行無常inサハラです。

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そんなワビサビ感はどーでもいいといわんばかりに、翌日にはケロッと晴れ。
池や川ができることもなく砂漠はすぐに砂漠へ。朝日も夕日を取り返すほどに美しく。
昨日は昨日、今日は今日。そのさっくりした感覚、なんだかとてもモロッコでした。

氷河、ジャングル、砂漠。
なにかとんでもないほど圧倒的なものをこの目で見たいと思い続ける今日この頃。
雨のサハラ砂漠は夢に見た、あるいは夢以上にとんでもない世界でありました。

投稿者 pointweather : 00:39 | コメント (2)

2009年07月12日

イーストエンド、ウェストエンド 

変わらない荒野が続く車窓をぼんやり眺めるうちにウタタネ。
無生産、無能率。
ゆるみきった脳波で様々なことをぽやーんと思い、ぽやーん忘れていく。

時間のかかるバス、列車での移動を何故に懲りずに選択し続けるのか。
そんな捨て時間とも言える移動時間に、なんというか旅を日常から非日常へスライドさせる儀式的ななにかを感じているからなのかもしれません。

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中学の時初めて買ったアルバムはブルーハーツのトレイントレインでした。
ビートルズでもなくストーンズでもなくブルーハーツが始発駅。
いい買い物だったと思います。

旅先で聞く音楽はその時の気持ちや悩み、思い出を鮮明に思い出させてくる気がします。
次にブルーハーツ聞くときはチュニジアの夜行列車の夕日を思い出せる気がしました。

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そして寒さに目を覚ますと夜明け前。
変化に乏しい、けど昨日とも明日とも違うはずの荒野の一日の誕生。
夜が朝に変わる瞬間がとにかく大好きです。

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モロッコの田舎のそのまた田舎。
東の彼方から来た自分と、西の彼方に住む散歩中の山羊が確かに目が合って惹かれあったその奇跡。

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カサブランカからの二等列車、エアコンは故障、窓は開かず、席は無く、詰め込まれまくり。
思考も溶け出すけだるい車内に乗客皆むっつり、あるいは放心。
ただ一人なんだかあまりの酷さに自分、ちょいとウキウキしはじめてしまいました。

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日が没するところ、アラビア語でマグレブと呼ばれる土地。
東の果てから、西の果てまで。
日常からそうでない場所まで。

投稿者 pointweather : 01:59 | コメント (186)

2009年07月06日

モロフェス、グナワという光悦

偶然にもモロッコ滞在中にグナワフェスティバルという、いわば民族音楽の祭典を訪れることができました。

古くは精霊に取り付かれた人との対話から始まったとされるグナワという音楽。
ルーツにはスーフィーという神秘主義の流れを汲む古い音楽ですが、
レッドツェッペリン、あるいはジミヘンなどのアーティストにがっつり影響を与えたことから、
世界中からヒッピーやパーティー好きがフェスに向けて集結。
さらにはお祭り好きの地元の若者、グナワ一筋のおっちゃんなどなど、老若男女が交じり合いエラい事に。
自分もほんのわずかな滞在しか適いませんでしたがガッツリ踊ってまいりました。

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会場は風の街、あるいは芸術の街と称されるエッサウィラ。
かもめと漁師と白い壁。しかも世界遺産。
そんなのどかな港町がはっちゃけます。

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メイン会場でのライブも熱いのですが、いたるところで地元のお兄ちゃんが演奏する感じがなんともゆるくて最高なことに。
踊るもヨシ、己の内に入り込むもまたヨシです。

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ゲンブリというこの楽器が弾く低音がぶっとくてたまりませんのです。
このベース音にシャカシャカなる鉄のカスタネットみたいなのがからんでなんともトランシーな仕上がりに。

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それにしても、どうにもファンキーな輩ばかりで嬉しくなります。
この日の為に大切に育てたんですよと言わんばかりのアフロ、ドレッドがわんさか狂い咲き。

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今も昔も変わらぬ音楽による高揚感。
感情を音に乗せ、さらに先へ、さらに高みへ。

投稿者 pointweather : 04:57 | コメント (8)

2009年07月01日

チュニジアへ、モロッコへ

ところで私、二週間程お休みをいただきチュニジアとモロッコを旅してきました。
スリランカ以来実に二年ぶりの海外、完全な一人旅としては実に7,8年ぶりであり、
それはもうどきんどきんと緊張する旅立ち前夜。
しかしやはりイイんです。それもとびっきりイイもんでありました。

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チュニジアのイメージは白と青。
アラブというよりはカテゴライズ地中海。
それでもカプチーノをチビチビやるカフェの裏にはしっかりモスク。
流れるアザーンに、あぁアフリカと。

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そんなチュニジアも南下すればサハラの領域。
ベルベル人の居住区はもはや想像の領域から遠く遠く。
カマボコ型ハウス移住の妄想の砂嵐です。

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一方のモロッコ、拠点は迷宮都市マラケシュ。
薄暗く、怪しく、狡猾で、混沌。
そんな愛すべき街。
訪問は実に二度目ながらも今回もその渦を巻くパワーに唖然。
それでも三度、四度、訪れ度に深みにはまっていく、はまっていけると感じさせる魅力。
もう完全思うつぼです。

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そして念願のサハラ砂漠。
風と砂だけの世界を旅する事が夢でした。
しかし滞在してしばらくすると天候は砂嵐を伴う雨。
年に三度とも噂されるまさかの空模様になぜかテンションうなぎのぼり。
同じ惑星で流れている時間なのかといぶかしむほどにシュールで思い出深い大地でした。

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旅の終わりには懐かしのバンコクで一日。
わずかながら雑貨も新入荷、徐々に売り場に並んでいくと思いますので
よろしければ遊びにいらしてください。

最後になりましたが、旅する時間と機会と喜びを与えてくれた全ての人に感謝します。

投稿者 pointweather : 04:28 | コメント (10)

2009年04月20日

西蔵ではなく、チベットと

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先日渋谷に雪の下の炎という映画を見に行きました。
パルデン・ギャツォというチベット僧の半生を通して今、
チベットと中国でどういった問題が起きているかを追ったドキュメンタリー。
同時に僧という自分が日常であまり接することが無い人が持つ慈悲、寛容そして信念について深く考えさせられる内容でした。

映画を見終わって1999年に初めての長期旅行でラサを旅行した時の事を思い出しました。
冷凍庫のようなバスに二日間乗らなければならなかった事、
そのバス旅用に買ったお饅頭が一晩で完全に凍って、しかもなぜだか具が入っていなかった事、
湿地地帯で沈んだバスから助け出してもらった事、
ストリートチルドレンとラサでデパート巡りをした事、
不覚にも高山病にかかり、エベレストの絶景を前に犬と二人、宿で寝込んでいた事、
全ての出会いと澄み切った空、今となっては全てがいい思い出です。

そんな彼等の土地が、笑顔が蹂躙される事が無い日が来るきっかけに、
本当に小さなきっかけかもしれませんが、
自分にできる事、絶えることなくできる事を探していきたいと思いました。

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投稿者 pointweather : 00:17 | コメント (2)

2009年03月02日

一日二仏、そしてピーチボーイの生誕

しっぽりと伊勢志摩を満喫した私、愛知県は名古屋まで戻り一泊。
さらなる高揚を求め北へ。

ところで現在わが国の大仏界は奈良、鎌倉に続く第三の大仏は現在空位とのことです。
目下№3の本命と見られているのが兵庫大仏との事。
ちょっと待った、岐阜がスゴいって。

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大仏殿に封じられた圧倒的な仏空間。濃密、濃密であります。
第三どころか鎌倉も危ういのではというポテンシャル。
なのに無人。蓮一輪。
音一つない空間で圧倒的なものと対峙する時の緊張感。

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気をよくしてさらにもう一仏。
独創的ブッダとして世界を震撼させた布袋大仏に参拝。
写真で知っていたはずなのに、ぬっと建物の隙間からその姿見えた時は思わず急ブレーキ。

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デザインの斬新さもさることながら、夢のお告げに出たからという建立の理由が素敵だと思います。
そして個人で完成まで成し遂げるパワー。学ぶこと多いです。

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帰路に着く前にもう一箇所、桃太郎神社。
ただひたすらにオンリーワンな世界観が繰り広げられる桃太郎生誕の地。
バンザイ太郎以外にもおとぎ話の世界の住人が必要以上の生命力で現在を謳歌。
自身疲れていたのか、なんだか夕日がとても目にしみました。

その後国道で帰宅。
寄り道、仮眠を繰り返した結果、
ただいまを言う頃には東の空はほんのり白く。
それでも好きな時に行きたい場所に行ける自由に感謝。
懲りずに旅立ちたいと思います。

投稿者 pointweather : 18:49 | コメント (0)

2009年02月24日

伊勢への衝動

ある日、ふらりお伊勢へ。
和歌山が故郷の自分にとっての三重。
挨拶したことのない隣人のような存在感、ずっと気になっておりました。

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早朝、誰一人いない神宮を独り占め。のはずだったのですが、
名古屋湾岸地帯、さらには四日市。
初めてお目にかかる工業地帯に魅せられて、
ついつい高速を降りてしまいなんやかんやでお昼前のピーク時にお参り開始。

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とはいえ生憎の曇り空、加えて平日という事もありまして、もっさりとお宮徘徊。
敷地内にちりばめられた榊が俗と異なる世界にいることを知らせてくれます。
身がキュっと引き締まります。

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宮内で最も心奪われたのが凛とした大木。
樹齢はもはや神話の域に。

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もう上ばっかりです。

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せっかくの三重県、少し足を伸ばし巷でブレイク間近との噂もあるのガリバー滑り台も見学させてもらいました。伊勢湾から吹きつけえる突風がゴゴゴ・・と吹きすさぶ中にらみ合う事数分。
誰も見ていない。それでも滑ることができなかった自分。
これはいかん。夢を取り返すために岐阜へと旅を続けることにしました。

投稿者 pointweather : 17:16 | コメント (4)

2009年01月27日

ノーハニー、ノーライフ

唐突ですが、ついに埴輪に興味を示してしまいました。
いつかこういう日が来てしまうだろうとは覚悟していたのですが・・。
いや、確かに土偶の持つ縄文的存在感は礎、現代に至る日本の原動力だと思います。
しかし、いやしかし埴輪の放つ愛、これはいったい何事なのだろうかと。
その謎を解明すべく単身向かうは茨城県はくれふしの里。
前方後円墳が密集する古のネクロポリスにその魅力を検証しに向かってみました。

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その濃密な森を奥へ奥へ。すると・・あぁ・・。

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Ahh!その名も直球ハニ丸タワー!17.3メートルの偉業であります。
弥生リターンズ、大和朝廷の逆襲!

とはいえ当然中身は鉄骨。裏にはさらにコアへと迫るべく設置されたゲートと階段が。
虎穴に入らずんばと、勇気振り絞ってカツーンカツーンと上層部へ・・。

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出た。出ちゃいました。
暗闇の中こいつが振り向きざまです。しかも手を口に入れると語らうおしゃべり機能搭載。
なるべく目を合わせないようにやりすごし早々に観光を終える事にしました。

しかしこの一連のハニワ三昧よりも広大な古墳公園の敷地に訪れている人間が終始自分一人だったことにさらなる神秘と畏怖を感じました。
静寂とロマン溢れるくれふしの里、おすすめです。

投稿者 pointweather : 01:02 | コメント (2)

2008年10月12日

オホーツク、オホホーツク

網走、綱島。アバシリ、ツナシマ。
同じ国の似たような名前の町にも関わらず、網走の放つ甘美な旅情感はどういうことでしょう。
今回の道東の旅のスタートでありゴールの町。
戻ってこれたと戻ってきちゃったの気持ちが交差しております。

それにしてもオホーツク。オホーツクなんです。
八月なのに思わず暖房つけちゃったのは自分が冷え性なだけではないはずです。
冬には流氷がアザラシ乗せて押し寄せると聞きます。
そんな極限の寒さの中で営まれる生活、充足感、温かさ。
人を寄せ付けない厳しさと、人をひきつける優しさ、その両立を可能にする秘密に触れてみたい。
冬にもう一度旅をしなければ。
そんなこと思いながら幼子の頃からの夢だったニポポ人形を手に札幌へ。横浜へ。

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そんな網走での宿は牧場も同時経営。
自分もいつかは牧場カフェを。あるいは宿カフェ。せめて羊カフェ。

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知床の仲良き鹿。
美しきロングホーン。

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ただのカモメ。しかし数がとにかく突き抜けていました。
魚の美味ゆえにでしょうか。

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たこ焼き系キャット。そのふくよかさ。
やはり魚の美味ゆえにでしょうか。

投稿者 pointweather : 01:40 | コメント (0)

2008年10月03日

霧と湖と国境

知床で一気に沸点に達してしまった北海道の旅。
翌日は摩周湖じゃ!と鼻息荒くしていたのですが、
そのテンション冷却せよとばかりに霧雨の空模様。
霧に包まれ全貌を見せない摩周湖と話には聞いていましたが
濃霧中の濃霧。湖面はおろか数メートル先もおぼつかないフォグっぷりでありました。

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そんな中訪れた摩周湖の地下水が湧き出た泉。
樹は腐らず、水はひたすら青。

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湖面近くの樹の根。
強く太く、ひたすら支える存在。
保つ力、足下の力。これからの自分に必要な力。

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摩周湖から道道を東へ、
最果てが持つ荒涼さと潔さで研磨された風景、カモメ、そしてロシアとの国境。
湿原には松の抜け殻。

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旅行わずか二日目で現世をどこかに置き忘れてしまったようです。

投稿者 pointweather : 02:55 | コメント (2)

2008年07月22日

暑中にうだる私、アニマル、そして悟りへ

部屋にアヒル形のロウソクがあるのですが、先日猛暑すぎるためツツと前進。
そしてはばたくの?と思わせる間もなく落下。

物質の自然融解を促すほどのヒート。それが熱あふれる真夏のボロアパートです。
そんなホカホカした部屋のパソコンから忘れ去られていたタイの写真が数枚。
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北部のお寺の夕方。
温まりきった石床がベスト温度になる黄昏時。
うだりからの解放にうっとり。

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行き先の読めないバスの車窓。
豚運送中。オープンカーとはいえお気の毒な乗車率です。

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とはいえ吹き出る汗を拭くことをあきらめるこの感覚が結構好きなんです。
最後になりましたが暑中お見舞い申し上げます。

投稿者 pointweather : 00:01 | コメント (6)

2008年04月18日

ドリル男は二度もぐる

オシャレなお母さんと可愛らしい子供たちの街、二子多摩川。
そんな笑顔が眩しいファミリーの街に
アルバイトのA君と男二匹行ってまいりました。
もぐる為に、巡礼の為に。


目的地は玉川大師さん。
一見すると、はてこちらから地下に?と感じるお寺さんらしいお寺さん。
いぶかしみながらも住職に話を伺いいざ降段。

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ただ事じゃありませんでした。
いきなり真っ暗。とにかく黒。
手探り、すり足でズズズと前進。

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少し明かりが灯ってきたと思うと壁一面字&お坊さん。
正直一人じゃなくてよかったです。

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目も慣れてきてようやく気づきました。
エライ事になっているぞと。

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どこか遠い世界行っちゃってました。
近く見積もっても東急線で行ける距離とはとても思えないのです。

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極楽満喫しきって地上へ浮上。

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この地下回廊の途中、自分の生まれた年の書いてあるお地蔵様に
参拝するのがルールなのですが、
ゴール間近でA君が俺、間違えましたと真顔でつぶやき引き返すハプニング。
だから最初お地蔵さん笑ってなかったんですね・・と後にポツリと告白する彼に
今でも涼しいものを感じます。

投稿者 pointweather : 18:19 | コメント (2)

2008年04月06日

金毘羅の高み、瀬戸内の深み

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フェリーに乗り込みようやくの四国入り。
我が家を離れて実に三日が経ってしまいました。

早速訪れたのは石段で有名なこんぴらさん。
遥かなる階段を上り詰めた先に現れるのは、
奉納されし宇宙飛行士秋山さんのスペーシーな絵巻!

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参道には妙にパワーを持った銅像が多発。
縁は不明ですがエレファント。

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日没と共に一日が終わる。
黄昏時には皆足早。我々も帰路を急ぎます。

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瀬戸内に浮かぶ遊び心、直島にもよらせてもらいました。
一見のどかで静かな、小さな島ですが・・。

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村には強烈な建築物が多数見受けられます。
こちらは元々歯医者さんだったとのこと。
やりたい放題すぎて感動しました。

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港に行けばドクドクしいカボチャがころがっていたりと
刺激はとにかく強めです。

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そんな島に普通におばあちゃんや猫がまったりしてる。
瀬戸内海の懐の深さに恐れ入りました。

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東へ。
家路の途中にお店で使う器の買出しにと、京は信楽に寄り道。
渋い器から謎めいた像まで。想像を創像に。
とにかく自由です。

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ゆっくり丁寧に一年くらいかけて日本を旅したい。
そんな思いに駆られる5日旅。
素敵な国に生まれてよかったわい。
そんなしんみりした感想がぽろりとしちゃう小さな旅でした。

投稿者 pointweather : 22:45 | コメント (2)

2008年03月28日

陽を追って旅を続けよう

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後ろ髪を引かれつつ京都を発ちさらに西へ。
今回も気になるタワーは登れずじまいです。

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タワーからタワーへ。
万物の起源、太陽に迫ります。

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見るものを圧するようでもあり開放するようでもある。
そんな深みのあるサンフェイス。
どこかシドビシャスに似てない事もありません。
万博の底力に改めて唸らされました。

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そして同じく大阪、国立民族学博物館。
ルーブル、メトロポリタンでもこの博物館が持つワクワク感には
太刀打ちできないのではないでしょうか。
とかく自分好みな世界のお宝が集結。
ところで中庭は何故だかエッシャー風です。

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トーテムポールからモアイ、果てはネブタまでがズドンと展示。
このズドンって感じがたまりません。

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それにしてもパワーある展示内容です。
価値観や個性の美しさアンリミット感が渦を巻く極楽。
是非皆様も!

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大阪から神戸を抜け次の目的地姫路へ。
やはりここははずせませんでした。世界遺産姫路城。
事あるごとに小田原ビイキな自分ですが
正直分が悪いと思わざるを得ない私的なキャッスル対決。

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優雅です。シラサギです。
メラメラしていた己の中の戦国スピリッツも次第に昇華。
いよいよ四国もすぐそこです!

投稿者 pointweather : 18:11

2008年03月25日

ミヤビ・スタンダード

ズドンと春休みを頂き四国目指して旅をしてまいりました。
ココもアソコも訪れたい場所がてんこ盛りの祖国日本。
久方ぶりの連休のはずなのにビッチリ埋まった旅のしおり。貧乏性のなせる業なのでしょうか。

兎にも角にも西に向かうなら京。
都に寄って寺院にて目の保養をと駆けつけた東福寺さん。

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ガッツリ龍が天を舞っております。
幾つになってもドラゴンは男の子の憧れであります。

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仙島と大海を表現する庭。
見えてきました見えてきました。

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さらに苔市松。ここから何を読み解くか。
都が放つ深遠なる庭カルチャー。深く深く潜りたいものです。

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お次はチャリにて南禅寺さん。
水道橋とおっちゃん、おばちゃん。
西国の愛は開放的だなと感じる東の男。
終始いちゃいちゃするお二人にいくらか嫉妬です。

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神宮とおみくじ。朱と白。

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花の東寺。冬と春の境目。
いい季節に訪れられた事に感謝。

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京都の日常がいつまでも自分にとって非日常であってほしいとぼんやり思うのです。

投稿者 pointweather : 00:59 | コメント (2)

2008年02月11日

ドリル男シンドローム

2008年観光元年。どういうわけか、最初の私的ブームをモグると定めました。
早速この辺で潜れるところないもんかしらとサーチ。
定まった狙いは埼玉のアンチ洪水システム、首都圏外郭放水路。
要予約の上に国土交通省管轄。そのお堅い感じの国家機密感に胸も高鳴りますです。

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豪雨の際、川より溢れ出る水を地下経由で江戸川に流すそんな放水路をまさかの地下建設。
この科学力、この建設力。日本国の底力に武者震いです。

そしてこの無骨すぎるドデカイ柱・・。

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立杭と呼ばれるドデカイ縦穴・・。ここからダクダク雨水吸収。
是非その瀑布っぷりを拝見してみたい、そんな好奇心がむくむくとする私。

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何故だかほんのりギリシャ。もしくはボーリング。
惜しまれる事はこの広大な私設の中、歩き回れるのはごく一部。
この広大さを利用してサイクリングとか
不健康そうで健康かもしれないイベントなどあれば高揚感もさらなる飛躍しそうなものです。

それでもありえない場所に何故かポツネンと自分が存在している、
その非現実的な感覚がなかなかに乙な小旅行でありました。

投稿者 pointweather : 23:48 | コメント (2)

2008年02月01日

庭園発、科学経由地下行き

2008年。本年を個人的に観光元年と定めてみました。
ターゲットは比較的ご近所。
ちょっと気になるあんな場所、こんな場所。
迷ったら行くがスローガンです。

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まずは建築の記憶というちょいと固めの展示を行っている東京都庭園美術館に。
こちらの美術館、一時期は首相官邸、迎賓館に使われていただけあって渋いんです。

さらに渋いのは客層。まさかの最年少が自分でありました。
昔グランマはここのお茶会で恋に落ちたの。
そんな会話をしていそうな欧米のおばあちゃんと孫が印象深かったです。

ちなみに気になる庭園は当然落葉済み。お天気も曇りでありまして・・。


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目黒から一気にお台場へ。
お目当ては地下展。アンダーワールドを深く知りたいのです。
画像はかっちょいい時計。地球の一生を表現との事。

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こちらは放射性廃棄物。こんなん地中にドシドシ捨てているとは。

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そして北の果ての地中。永久凍土の中に種子を保存するノアの箱舟プロジェクト。
他にも南極の地下に前人未到の湖があるなど聞き捨てなら無いお話てんこ盛りでした。

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こちらは常設。ひげに触るとクネクネするアザラシロボ。

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香港のネオンみたいな感じが好きス。

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そしてシンボルの地球。美しいス・・。

しかし一日二展示は体力、集中力共に無理が生じることが判明。
目玉の一つプラネタリウムでは奇跡的な安眠。
ふと眼を覚ますと両隣も安眠。これでいいのかもしれません。

投稿者 pointweather : 17:01 | コメント (2)

2007年12月21日

白地図、用心深いライオン、江戸気質

近すぎず、遠すぎず。そんな絶妙な距離感を保つ未踏の地、川越。
決して早くは無い休日お昼過ぎ。けど遅すぎるわけでも無い。
白地図を埋めたい。そんな感覚でエイヤと北上。
小江戸と謳われた街に向かい師走の小旅行に行ってまいりました。

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蔵、蔵、蔵。蔵三昧のストリート。鎌倉や京都とは異なる江戸テイストに興奮です。
蔵とか寺とかで暮らしを営みたい。そんな想いが久しぶりにふつふつと。

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商店街もとにかくレトロ。用心深いからこそ百獣の王の権威は失墜しないのでしょう。

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教会にはツタ。

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寺にはカレキ。

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年越しまで粘るぞという意気込みを感じるモミジ。落葉したい時に落葉する自由。
そんな江戸っ子気質をちょっと羨ましいなと思いながら白い息を吐く小さな旅でした。

投稿者 pointweather : 02:46 | コメント (3)

2007年10月11日

虎寺にイラズンバ

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獣と共に過ごす日常。
だれもが夢見そうで夢見ない、そんなやんちゃなライフスタイルを送る男は住職。
そして同居する獣はまさかのタイガー。
そんな夢のある噂を聞きつけバンコクから西へ2時間。
はるばるカンチャナブリという町まで訪れてしまいました。

すわ入寺と思うと入場料、そして万が一の責任は負えませんよ的な書類にサイン。
膨らみます期待と不安。
ゲートをくぐると出るわ出るわイノシシ、水牛、シカにヤギ。
群れを成す草食動物も確かに愛らしいのですが、やはりお目当ては肉食。
しばしのおあずけの後のっしのっしと現れました。
さすがに成獣はスタッフの監視下に置かれていましたが子虎はまさかのアンチェイン。
ウイヤツ!と近づきますが鳴き声は立派にウグゥァーッ。
当然のように一線を越えると噛まれ、当然のように和尚が笑顔でそれを分ける。
恐ろしいやら微笑ましいやらです。
孤児となってしまった動物と俗世との縁を断ち切った僧、
どこか似ているようでもある両者の共同生活を覗かせていただいたタイでの一日でした。
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投稿者 pointweather : 02:25 | コメント (2)

2007年08月08日

今日は振り返るにはいい日だ

ぶっ倒れそうな暑さに身を焦がしているとアジアが恋しくなる日がございます。
空っぽなのに、何故かイノシシのように旅していた頃のアジアの旅写真をまとめてみました。
よろしければ覗いてやってください。

ぺーじはこちらです。

投稿者 pointweather : 11:13 | コメント (2)

2007年05月27日

ピアノマンは雪の中

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弾ける曲が二つほどあります。一つは聖者の行進。ドミファソーです。
もう一曲弾けとおっしゃるならソラソドソラソーの遥かな尾瀬。

そんなわけで綺麗な空気を吸いに先日尾瀬まで日帰りトリップ。
北に向かうらしい。けっこう歩くらしい。
この二点の情報を元にお気軽ハイキング・・そんな一日のはずでした。
ところが着いてみればなぜだか銀世界。春は?水芭蕉は?
ここまで来て引き返すのも癪に障るワイと滑る様に斜面を直下行。実際滑りました。
それでも奥へ奥へ。
いつかの屋久島を思い起こさせるクロスカントリー張りのトレッキング。
しかも超軽装備。バスンバスン雪穴に落ちつつも前進です。

雪解け水に打たれつつ今朝芽を出したような新緑。
そんなこれから始まる春の予兆と出会うたびに、あれ楽しくなってきたと思う自分発見。
これがアウトドアなんスね!と徐々に興奮。
己の熱い鼻息に触発されてか、せっかくだから咲いてやるよ。
そんな感じにちょびっと咲いていてくれました水芭蕉。
いやしかし、次回こそは咲き乱れるだる花々の中を歩きたいものです。
ちなみに画像はお約束のスノーマン。バニースタイルでお楽しみください。

投稿者 pointweather : 01:13 | コメント (3)

2007年05月18日

99本の花と99匹の象

sri-photo.jpg
ようやく先月訪れたスリランカの写真がまとまりました。
どこかの国と似ていて、それでいてどこの国とも全く異なる魅力を秘めた島。
なによりも控えめにはにかむ人々が印象に残る旅でした。
画像はこちらです。
全画面表示で見ていただければ幸いです。

投稿者 pointweather : 01:36 | コメント (2)

2007年04月18日

花が集まる街

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スリランカの古都キャンディ。
空港から町まで二回バスに乗り、二回バスが故障。
計4台を乗り継ぎ訪れた町は露天とトゥクトゥクがひしめき渦を作る
典型的南アジアの町並み。
情緒は?情緒は何処ですか?!と炎天下の中、夢遊病者のように動き出す我々。
日も沈みかけ、がぶがぶ飲んだ紅茶で補給した水分も尽きかけた時に発見しました。

仏の歯を奉納する仏歯寺。
その歯に残された仏の面影に祈り、望み、救い。思いの全てを込める人々。
そしてその無数の人々が仏に捧げる花々。
鳴り続けこだます、太鼓と笛の祝福の音。
泣き出す老婆、微笑む僧侶。
情緒なんて吹き飛ばす、むき出しで裸の信仰。
旅が面白くなってきたと思う時です。

投稿者 pointweather : 02:45 | コメント (0)

2007年04月08日

ビジョンクエスト

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昔見たブレードランナーとかケンイシイのPVとかの世界。
老人が麺すすりながら空飛んでたり、青龍刀持ったギャルが踊り狂ってたりとかする世界。
そんなありきたりのオリエンタルカオスなイメージ。

九龍城は取り壊され、飛行場は郊外にひっそりと建設。
街行く人々だって僕等とそう変わりは無い。
それでもどこか絵空事だ。本当の事の中にほんの少しだけ嘘が混じっているような感じ。
ありそうでありえない。あるいは、ありえなさそうでありえる街。
そんな香港が一発で好きになった。

投稿者 pointweather : 23:59 | コメント (0)

2007年02月22日

しっぽり北上

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ひさしぶりに小さな旅。目指すは北。しっぽり金沢百万石です。
普段なら自由気ままなマイカートラベルを選択するのですが、
以前単身岩手に車で行った際、下り坂で直滑降して以来のスノーコンプレックス。
スキー場へ向かう若い衆にまぎれて格安夜行バス新宿経由で北へ北へ。

吹雪くがよい残酷で純粋な北の大地よ!
と鼻息を荒くしてバスを降りると本当にきもちのいい快晴。
大地にも残雪ゼロ。気分も一転対決ムードから陽光万歳へ。
それでも早朝の兼六園にはかすかですが北のワビサビズムを発見。
大げさではないミニマムな冬もよく似合う金沢。いい具合です。

投稿者 pointweather : 13:43 | コメント (0)

2006年11月12日

セントラルアジアスタンダード03


壮大なアミダ型遺伝子の配列図のようでもあり、
世界一美味しいともっぱら噂の岡山県は倉敷名物の
銘菓ムラスズメの薄皮生地に似てない事もありません。
蜂の巣のような装いに反して(?)結構な高級ホテル。
窓からの眺めが気になる次第でございます。

投稿者 pointweather : 02:01

2006年11月10日

セントラルアジアスタンダード02


イカの卵?プルプルブルンと近寄りがたいぜと思わせるほどにタワワなグレープ達。
たらふく召し上がって25ソム。お値打ちざます!

投稿者 pointweather : 01:57

2006年11月09日

セントラルアジアスタンダード01


遊園地の片隅で愛想を振りまくスィートバニー。左脳右脳、共に全開。
広い中央アジアのほんの小さな出来事。

投稿者 pointweather : 15:53 | コメント (4)

2006年10月30日

電波羊の夢をみる


未だソビエトの影が色濃く残るキルギス。
地平線を感じるほどのスケールの荒野が広がる中、
日本のベッドタウンにあるようなマンション、あるいは団地が寂しげに建っている姿は
とても象徴的で慎ましやかを超えたものを感じます。
そんなキルギスの歴史博物館の天井に残された過去の未来図。
羊飼いの少女はどのような夢を送信しどのような現実を受信したのでしょうか。


投稿者 pointweather : 13:40 | コメント (0)

2006年10月24日

裸足でターボ


誰もソレ見ませんという細部にこそ
男のコダワリってヤツの本質が秘められている気がします。
推測の域を出ませんがドライバーのパンツの素材はずばりシルク。

投稿者 pointweather : 15:19 | コメント (2)

2006年10月12日

ノイズロード


ボアダムズ?!と突然声をかけられたのはウズベキスタン到着初日。
彼が真っ直ぐにこちらに駆け寄って来て突然の事。
新手のカツアゲかと身構えると、さらにメルツバウ、ヒジョウカイダン、メルトバナナ!と連呼。
ロシア語でもウズベク語でもなく彼が満面の笑みで訴えかける単語は
かなりマニアックな日本のノイズ系バンドの名。
偶然知っていたからイエース、ボアダムズハラショーと握手して事無きを得ましたが
彼の間違いきった日本音楽事情がなんともほほえましく。
その後空港行きのバス乗り場の場所を聞いても
今からCD持って来るから!と興奮冷めやらず的を得ず。
それにしてもホノルルとメッセージが書かれたシャツ、渋いっス。

投稿者 pointweather : 01:07 | コメント (0)

2006年10月10日

アイチューズドギー


キルギス南部、フェルガナ盆地最大の街オシュの路上写真屋さん。
オプションを選択し思い出の一枚を撮ってもらうわけですが・・。
愛らしい御子息をオマセに乗車体験させたい気持ちはうっすらとわかりますが
妙に生々しいワンコとのツーショットは如何なものでしょう。
それともこの地方ではなにかしらのラッキーアイテムなのでしょうか?

投稿者 pointweather : 02:49 | コメント (4)

2006年10月07日

マッスラーに朗報。


マッスルカーペット。すなわち筋肉絨毯。
ふかふかなのかムキムキなのか・・。
帯を締めなおし臨戦態勢な一品がお買い得。

投稿者 pointweather : 01:39 | コメント (0)

2006年10月01日

虹と虹の架け橋


唐突ですがマユゲ剃っていらっしゃいますか?私は剃っています。
週に一、二回。眉間をT字形の髭剃りでスサっと。
この作業を一月も怠ると恐らくは黒いダブルアーチが眼上に浮かび上がる事でしょう。

一方で自ら誇らしげにダブルアーチを築き上げるおばさん。
永遠の輝きを約束された輝ける口。すなわちコレ全て金歯。
そしてダブルアーチなんて安い代物ではない。これは虹です。ダブルレインボー。
そして全ての個性を美に昇華させるヒマワリのような笑顔。
美しさの基準こそ違えども、いつまでもオメカシに余念の無い貴女。抱きしめたいです。

蛇足ですがphotoに中央アジアを徐々にアップしております。覗いていってやってください。

投稿者 pointweather : 22:24 | コメント (4)

2006年09月27日

ハサミ鳥クロニクル


お土産が好きです。予算が無くとも荷物が溢れていても。
お店を始めてから旅先でまず足を運ぶのがカフェとバザール。
中央アジアには素敵なカフェは数多くともお土産は未だ黎明期。
スザニと呼ばれる布、巨人出てきそうな水差し、皿、絵葉書・・。
そんな中むぅ・・と思わず唸らされたトリハサミ。
無駄が多すぎるそのシェイプが心をつかんで離しません。
お試しでは鋼鉄すら切り裂く鋭さを疲労したものの
帰国後はイマイチ。ヒゲ切れません。愛情が足りないのでしょうか。

投稿者 pointweather : 15:57 | コメント (0)

2006年09月22日

帰国いたしました


二週間に渡り中央アジアのウズベキスタンとキルギスを旅してまいりました。
良くも悪くも予想のつかないまま訪れた
旧ソ連という過去を持つ海の無い国々。

内心ビクンビクンしながらの出発でしたが、
いやはや、全ての出会いがハラショーです。
青いモスクとミナレット。古のキャラバンが交差したシルクロード。
そういった雄大な歴史のロマンスもステキですが
やはり思い出は今を生きるタフで誇り高く、なによりも暖かい皆様の笑顔。
マトンの強烈な匂いが漂うバザールや迷路のような路地裏で。
本当にありがとうございます。またお会いしましょう。

投稿者 pointweather : 02:19 | コメント (8)

2006年08月21日

仮面の視線


見つめあったまま動けなくなった私達。
ドングリヘッドとワタシ。ワタシとドングリヘッド。
この胸の鼓動はナニ?

投稿者 pointweather : 01:33 | コメント (0)

2006年08月16日

遭難ハーフ


おもむろですが富士山に登ってきました。
ほぼ徹夜明けにゼロ準備。
うつらうつらと登りはじめるカモを見逃すほどフジヤマは甘くございません。
電子レンジのような紫外線、ガケといっても過言ではない登山道、氷河期の到来を思わせる濃霧。
しかしなんといっても酸素、こいつが全く足りません。
おかげさまでがっつりと高山病モードに。
下山時に至っては足引きずりながら嗚咽を繰り返す大惨事。
ところ構わずぶっ倒れる姿はもはやシビトでござる。
けど登ってよかったと思っています。イヤ、嘘ではなく本当にそう思うんです。


投稿者 pointweather : 00:23 | コメント (6)

2006年08月13日

陽光で溢れる車窓


俗世発、極楽行き。
車窓の先、変化の乏しい景色が流れ消えていく。
だけど目をそらしちゃいけない。
大切なものは目的地以外にも溢れているはず。
きっと溢れているはずだ。

投稿者 pointweather : 01:29 | コメント (0)

2006年08月11日

ベビーフェイス


掃除の時に出てきた写真二号。
アカズキンのとろけきった表情が・・。
時と国を超えて思わず私もとろん。
スクスク成長してますか?私は元気です。

投稿者 pointweather : 02:45 | コメント (0)

2006年08月08日

夢で会いましょう


本棚を整理していたらぺらりと現れた謎のデビルハウスの写真。
熱帯夜を乗り切れと魔界からの小粋な演出かといぶかしむ私。
思い出しました。これはラオスのブッダパーク。
よくよく見ると慈愛にあふれるマルミに愛嬌のある微笑み。
いいかんじに涼を取ってしまった一枚でした。

投稿者 pointweather : 02:05 | コメント (0)

2006年08月06日

屋久島回想


むはっ!とんでもなく暑くなってまいりました2006年8月。
そんなときふと脳内のオモイデポケットから現れ虚ろな目の先を彷徨うのは
縄文杉トレッキング中にこしらえたユキオ。
寒かった鹿児島。ジーンズにコートという完全に勘違いしたイデタチでトレッキングした
あの雪降る山中を思い出し一時の涼を取るとか取らないとか・・。

投稿者 pointweather : 01:43 | コメント (0)

2006年08月03日

八重山回想6


地球の自転を感じる夕暮れ。
静かに、本当に静かに夜が降りてきた。

投稿者 pointweather : 02:19 | コメント (0)

2006年07月31日

八重山回想5


母乳飲みながらウタタネ。赤子のサンクチュアリ。

投稿者 pointweather : 03:22 | コメント (0)

2006年07月30日

八重山回想4


ハ、ハコガメですよ奥さん!
身の危険を察知したのか魅せてくれました御自慢の完全なるシェルター。
そうなんです。彼は首引っ込めたあと律儀にフタするんです。
こうなるとヤツはもはや無の境地に突入。
おっとすまねぇな若いの、この先は恋人も家族も入れないワシだけの世界。
浮世の喧騒を離れ独り、ただフタがされた甲羅としてそこに存在するのみ。
その沈黙、それ自体がすでに答えなのだよ・・。
とにかくあなたに会えてよかったです。

投稿者 pointweather : 03:11 | コメント (0)

2006年07月29日

八重山回想3


あぁ黒島・・。牛と山羊そしてなぜか孔雀が溢れる島・・黒島。
ふらっとチャリンコを漕ぐ時、出会う比率は四対三対ニ。残りの一が人間。
素晴らしきかな・・あぁ・・。

投稿者 pointweather : 02:02

2006年07月28日

八重山回想2


目を離すとずんずん接近。歩み寄るとすたこらさっさ。
押さば引け引かば押せ。近寄る事はまかりならん。
そんなフットワークを妄想させる愛い樹マングローブ。

投稿者 pointweather : 01:49

2006年07月27日

八重山回想


西表を漂うカヤック上のカニ。目長いし手でかいし。
改めて見ると地球外生命体の容疑有りです。
こんなんが集団でわっせわっせとマッシブな右手を振る干潟ライフ。
当然わっせわっせとカヤック漕ぐ力も入るってもんです。

投稿者 pointweather : 04:06

2006年07月13日

記録に挑戦


バンコク、チェンマイ間。例えるなら東京、大阪のようなホットライン。
このささやかな道のりで我が身を襲うトラブルが絶えないのはいったいどういうことなのでしょう?

乗るたびにパンク、事故、故障を連発するおぞましき夜行バス。
ひどかったのは、うだるような熱帯夜にエアコンからの熱風噴射。
極限状態のなせる業か、乗客と乗務員で一触即発。もう大惨事です。

脱トラブルをモットーに今回は久しぶりに夜行列車をチョイス。
寝台は動くオアシスじゃ!とゴロゴロしてると降りてください故障ですと乗務員の無情のアナウンス。
帰りの便も食堂車で座った瞬間ディスコタイム。
何がカレーで何がスープかわからんほどの暗黒ディスコ。しかも爆音で80年代ヒットチャート。
さらにはぼったくりのおまけ付きでKO。
次は飛行機じゃ!と思うのも束の間、後で笑えないトラブルの影がちらつきます。
しばらくは地道に陸路でトラブル記録更新して行こうと思います。

蛇足ですがバンコクでは何かのお祭りなのか一般道をホトケグルマがズズズと走っていました。

投稿者 pointweather : 03:38

2006年07月02日

プラットホーム10に潜む魔物


来週月曜から久しぶりにタイに雑貨の買い付けに行ってまいります。
いいかげん訪れる回数も二桁突破しているバンコク。
さすがに緊張はありませんが、予期せぬ所に魔が潜んでいる事を前回2月の買い付けで私学びました。

それは出発当日横浜駅。
成田エキスプレスはお高いですな。のんびりゆっくり参りましょう。
なんて思いつつ10番ホームで乗り込んだ謎の列車。
鈍行成田行きと完全に思い込みうつらうつら。
気がつくと車内アナウンスが宇都宮やら高崎など
栃木県を連想させる地名をアナウンス。蒼ざめました。危機一髪。
その後パニックに陥り西に行きそうな列車に片っ端から乗り込みいざ成田。
いつもは笑顔で見送ってくれるチケットカウンターでの第一声はチッと舌打ち。
その後スチュワーデスさんの走れますか?の一声でコトのやばさを痛感。
疾走しました。そしてかろうじて間に合いました。
成田関係者の皆様にはご迷惑おかけしました。ごめんなさい。
そして今回。未だゼロ準備の己にいいかげんカツを入れようと思います!

投稿者 pointweather : 02:40

2006年06月08日

器の都でハニワは微笑む


飲食店の業でしょうか、慣れ親しんだお皿との別れはいつも突然。
後悔と思い出だけを残し破片を掃除する時は毎度目頭に熱いものが込み上げます。
しかし涙だけでは前に進めません。
重い腰を上げ日帰りで行って参りました。栃木県は益子町。
そこはまさに器の都。この一品ナシゴレンの為に産まれてきおった!と終始興奮。
お皿はもちろん、植木鉢、タヌキ、果てはハニワまでその品揃えは無限大。
たまりません。たまりませんです・・。

投稿者 pointweather : 00:30

2006年05月25日

密林こそ我が故郷


シーカヤック。その響きに憧れ続け、はや何年でしょう。
なんかえらく素敵らしいぞ。どこまでも行けちゃうらしいぞ。
指をくわえてそんな話を聞き続けた生活に別れを告げます。
キノコが生えそうなほどにインドアな己を鼓舞し西表でついにデビュー。

しかし現実は厳しく。出だしから進行方向を180度無視。
ものの5分で腕ぱつぱつと己の無謀さを呪いただひたすらに漕ぐ漕ぐ。
海から河に入りさらに支流に入った頃でしょうか。私開眼しました。
力をいれずチームワークです。
罵り合いを止め回りの景色を楽しみだした時につるるんと滑る様に走るカヤックに愛が止まりません。
ちなみにお世話になった旅行会社の社長は西表から東京までカヤックで上京されたらしいです。
ドギモ抜きすぎです。

投稿者 pointweather : 02:07

2006年04月25日

雨と瓦とネコ


八重山の旅で一番目玉になるだろうと目論んでいたのが
赤瓦と水牛車で有名な竹富島。
鼻息を荒くしていざ散歩!とその瞬間島が流される・・と思うほどに豪雨。
そりゃないっす、そりゃないっすヨ・・とふてる自分。
とその時、宿の縁側にネコファミリー御一行様、ずぶぬれ避難民の様相で大移動。
人間側も騒ぐ事無く自然にウェルカムムード。
東西問わず島にはネコが多いというのが定説ですが
ここまで愛ある関係を築き上げてきた竹富の方々、およびネコに乾杯。
気がついたら雨も止んでいました。ちゅらちゅら。

投稿者 pointweather : 16:50

2006年04月22日

未だ心は偏西風


本日、八重山の旅から戻ってまいりました。
石垣、西表、竹富、黒島と例によって欲張りスケジュールな5日間。
お天気に恵まれたとは言い難い旅でしたが人よし、飯よし、自然よしと終始興奮。
未だ聴覚は三線、味覚はチャンプル、視覚はコーラルとゆんたくモード。
とはいえ明日(土曜)より通常営業再開です。
どうぞ宜しくお願いします。がんばって働きます。

投稿者 pointweather : 02:56